徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)02月10日 月曜日 徳洲新聞 NO.1478 2面

1月度 徳洲会グループ 医療経営戦略セミ
堅調も事業計画に届かず
経費削減など本部も一層支援

一般社団法人徳洲会は2月1日から2日間、千葉県で1月度の徳洲会グループ医療経営戦略セミナーを開いた。12月度経営分析では、医業収益、医業利益、税引き前利益は堅調だったものの、事業計画には達せず、大橋壯樹・副理事長は、現場職員をねぎらいながらも、さらなる施設運営の工夫を病院幹部や本部職員に呼びかけた。

グループの状況を説明する大橋・副理事長

12月単月では、医業収益が過去最高を記録。税引き前利益、医業利益はともに前月比、前年同月比プラスと堅調だったが、いずれも事業計画には届かなかった。

患者数は外来、入院ともに単月で前年同月比、前月比ともにプラス。とくに救急は大幅に増加した。また、徳洲会グループと、徳洲会も含めた全国の病院の外来、入院患者数の推移を提示。大橋・副理事長はコロナ禍以降、全国の病院が減少傾向にあるのに対し、徳洲会グループはコロナ禍前を上回る勢いで、患者さんに対応している状況を指摘、現場の奮闘をたたえた。

今回も運営好調な病院が、自院の取り組みを簡単に紹介した。中部徳洲会病院(沖縄県)の大城吉則院長は、病床利用率の維持に留意していることを明かし、高い数値目標の設定、救急隊との信頼関係を築き、救急の受け入れを大切にしていることなどを披露した。湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の小林修三院長は、職員の意識統一、患者さんの受け入れとベッドコントロール、医師の人件費など経費の適正化に対する取り組みなどを紹介した。

六地蔵総合病院(京都府)の木戸岡実院長は、地域包括ケア病棟と回復期リハビリテーション病棟の稼働、同じ医療圏の宇治徳洲会病院(同)との連携、BIツール(徳洲会病院運営管理ツール)の積極的な活用を挙げた。BIツールの活用については、当初、全職員の業務量などに関し月1回協議していたが、中部徳洲会病院が週1回行っていると知り、毎週、協議するようになったことを説明した。

最後に大橋・副理事長は、現場の精力的な活動に理解を示しながらも、4~12月の累計で医業収益、医業利益、税引き前利益が事業計画に達していない状況を強調。経費削減をはじめ、さらなる本部からのサポートを示すとともに、各病院幹部やブロック長らに、クリニックなど規模が小さい関連施設・事業所に対しても徹底してチェックするよう呼びかけた。

PAGE TOP

PAGE TOP