
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2024年(令和6年)10月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1461 2面
一般社団法人徳洲会は9月28日から2日間、9月度の徳洲会グループ医療経営戦略セミナーを開いた。8月度経営分析では医業収益・利益、入院などに好材料が見られた反面、外来の厳しい状況などが示され、病院幹部に対し、あらためてマーケティング活動の強化や救急受け入れ体制の見直し、コスト管理の徹底などを求めた。
診療体制やコスト管理の適正化を求める大橋・副理事長
医業収益・利益は、いずれも単月で前年同月比プラス。年計でも継続して改善傾向を示したものの、税引き前利益を含め事業計画には届かず、解説した大橋壯樹・副理事長は、あらためて事業計画の達成を促した。
各病院の医業利益率の単月順位では中部徳洲会病院(沖縄県)がトップ。山形徳洲会病院、白根徳洲会病院(山梨県)が続いた。8位の羽生総合病院(埼玉県)は医業収益・利益とも過去最高となった。ブロック別では沖縄の好調ぶりが鮮明だった。
今回も好調な病院が自院の取り組みを紹介する場面が見られた。高砂西部病院(兵庫県)の牧本伸一郎院長が要因を説明。救急増加にともなう入院患者数増、常勤整形外科医師の入職による手術施行と回復期リハビリテーション病棟の稼働率上昇、近隣病院からの積極的な紹介患者さんの受け入れを挙げた。
清川病院(神奈川県)の清川まどか院長は、事業計画に対する意識を挙げ、達成するための取り組みを説明。喜界徳洲会病院(鹿児島県)の小林奏院長は、4月の院長就任後、千葉徳洲会病院の池田佳広院長にマネジメント全般を教わり、①病床の稼働、②外来での応援医師の人件費削減、③医師に対する指示徹底──を実行。今後の課題では研修医にとって“学べる研修先”としての魅力を発信することや、医療講演の実施などを掲げた。
最後に大橋・副理事長は入院に対し外来の状況が厳しいことを指摘、外来枠の見直しなどを求めた。あわせて救急の受け入れ体制や手術の施行体制の整備も求めた。マーケティング活動にも言及し、医療講演回数や参加人数が伸び悩んでいる状況を指摘。イベントの開催などを呼びかけるとともに、医療機関・消防、企業への訪問活動も積極的に行うことを求めた。
イベント開催については、直近の徳洲会国際心臓血管セミナー in葉山などを挙げ、グループのブランド力向上、良い医師の確保・育成、医療レベル向上という好循環につながることをアピールした。