徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2023年(令和5年)10月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1409 2面

病気のはなし134
テストステロン値確認を
男性更年期障害

男性更年期障害(LOH症候群)は40~50代で症状を自覚することが多い。男性ホルモンであるテストステロンは20~30代をピークに徐々に減少し、筋力低下、意欲の減退、性欲の減衰、勃起障害、睡眠障害、ひげの伸びが遅い、体脂肪率の増加などを引き起こすことがある。ただ、40~50代と言えば社会的責任が重くなる時期でもあり、メタボリックシンドロームが気になる時期でもあるため、「症状だけでは男性ホルモン減少によるものなのか、ストレスや精神的なものによるのか判別がつきません」と大和徳洲会病院(神奈川県)の遠藤勝久・泌尿器科部長。

男性ホルモンは脳下垂体の異常で分泌量が減ることもあり、「まず、そもそも男性ホルモンが減少しているのか、減少しているなら原因は何か、確認する必要があります」(遠藤部長)。また、男性ホルモンの補充は前立腺がんを活発化させる可能性も否定できず、PSA(前立腺特異抗原)値の事前確認も重要だ。

男性更年期障害は、まだまだ認知度が低い。WEB上にスクリーニングのための「AMS質問票」が公開されており、自己チェックも可能。「更年期障害とストレス性のうつ症状が合併していることもあり、男性ホルモン補充療法で必ずしもスパッと症状が治まるわけではありませんが、お悩みの方は泌尿器科に相談してください」と遠藤部長は呼びかけている。

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