徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2022年(令和4年)08月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1349 2面

病気のはなし97
天然痘ワクチンが効果
サル痘

7月23日、WHO(世界保健機関)が感染症のサル痘について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。同疾患は主に西アフリカから中央アフリカで見られる地域特有の感染症だったが、5月頃から欧米を中心にアフリカ諸国に渡航歴のないサル痘感染者が出ており、WHOは警戒感をもって動向を注視。今年に入り、すでに75カ国・地域で1万6,000人以上の感染者が出ているといい、宣言は各国にあらためて注意喚起する狙いがあると見られる。

日本でも7月25日に1例目、28日に2例目の感染者を確認。ともに欧米に渡航歴があるが、欧米ではすでに市中感染が始まっていることから、いずれ国内で広まってもおかしくない。政府は対策会議を開き、検査体制などの構築を進めている。

日本ではすでにマスク、手洗い、3密を避ける行動など基本的な感染対策が浸透、また、国内に十分な備蓄がある天然痘ワクチンがサル痘にも一定の効果が見込めることから、新型コロナ感染症の時のような爆発的な感染にはならない見とおし。サル痘ウイルス暴露後も4日以内に天然痘ワクチンを打てば感染予防効果が、その後も14日以内に打てば重症化予防効果が見込めるため、発熱、発疹、頭痛、咽頭痛、リンパ節の腫れなど症状があれば、まず電話などで医療機関に連絡を!

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