徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2021年(令和3年)11月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1312 2面

病気のはなし69
あごに痛みあれば受診を 顎関節症

顎(がく)関節症は筋肉、顎関節、咬み合わせなどに障害が起こる疾患で、代表的な症状には①あごが痛む(顎関節痛、咀嚼(そしゃく)筋痛)②口が開かない(開口障害)③あごを動かすと音がする――の3つがある。

音が少しする程度ならば、さほど問題がないことも多いが、痛みや口の開けにくさで日常生活に困難を生じるようであれば、関節円板(顎の関節の間のクッションのような役割)が大きくずれていたり、あごまわりの筋肉に炎症を起こしていたりする可能性もあるため、「早めの歯科口腔(こうくう)外科受診をお勧めします」と帯広徳洲会病院(北海道)の北川健・口腔外科医師。

顎関節症は自然寛解が期待できる疾患のため、治療は基本的に保存療法が中心(急性症状が強ければ痛み止めを処方することもある)で、セルフケア(顎関節可動化訓練、筋ストレッチ)を行う。「顎関節部の腫瘍や癒着(本来、離れているはずの組織がくっついてしまうこと)など特殊な場合を除き、外科療法は選択せず、患者さん自身によるセルフケアが第一選択となります」(北川医師)。

頬づえ、うつ伏せ読書、片方の歯でかむ、極端に硬いものをかみ続ける、長時間のスマートフォン操作など生活習癖は顎関節症発症の誘因になるため、そうした癖を直すよう、つねに意識することが重要と北川医師は呼びかけている。

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