徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)01月13日 火曜日 徳洲新聞 NO.1525 1面

一般社団法人徳洲会&山北病院
路線バス「徳洲会バス」運行開始
外来送迎車を活用し地域のSDGsに寄与

一般社団法人徳洲会(社徳)と山北徳新会病院(新潟県)は12月1日、外来送迎バス(10人乗り)を活用し、地域の交通インフラを担う「徳洲会バス」の運行を開始した。医療機関の送迎車両を公共交通の“路線バス”として活用する事例は珍しく、新潟県内では初の試み。山北地域交通運営協議会が社徳に運行業務を委託する形で行う。

徳洲会バスの運行開始を祝いテープカット 山北病院前の停留所から第1便を見送る出発式

高齢化が進む過疎地域では交通手段の確保が課題。こうしたなか、徳洲会はSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」の達成に寄与する公共交通の運行というグループ初の地域貢献に乗り出した。医療法上の制約から、社徳が自家用有償旅客運送の運行事業者として実施。

運行するのは雷向村と山北病院を結ぶ「雷・勝木線」(22.5km)。同協議会が新潟交通観光バスに運行委託してきた区間だ。利用者の減少を受け、運行ルートがほぼ重複していた同院送迎バスに着目、同協議会や村上市地域公共交通活性化協議会などと協議を重ねてきた。

12月1日に出発式の式典を同院で実施。村上市の高橋邦芳市長は「徳洲会グループの皆さんのこの地域に対する思いに、心よりの感謝を申し上げます」と謝意を示したうえで「県内はもちろん、全国的なモデルとしても評価いただけると考えています」との見方を示した。

「健康と生活を守る病院」 理念と合致する取り組み

山北地域交通運営協議会の板垣純一会長は「(バスの小型化で)集落への乗り入れが可能となり利便性の向上など期待しています」。社徳の石川一郎本部長は徳洲会の理念に基づく活動であることを強調し、「徳洲会は『健康と生活を守る病院』を理念のひとつに掲げています。今回の事業はまさに『生活を守る』ための具体的な活動です」と語った。

この後、村上市議会の大滝国吉副議長、国土交通省北陸信越運輸局新潟運輸支局の嶋毅彦・首席運輸企画専門官、山北病院の栗野浩院長が加わりテープカット。12時5分、第1便を見送った。月〜土曜日に行き2便・帰り2便の計4便を運行。運賃は区間により100~200円。

栗野院長は「地域の方々の生活の手段として、少しでもお役に立てればと思います」。

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