徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)08月18日 月曜日 徳洲新聞 NO.1505 1面

診断の質担保・医療安全向上・医師負担減
全病院に画像診断補助AIを導入
徳洲会グループ

徳洲会グループは放射線画像診断補助AI(人工知能)を全病院に導入する。このためオンライン説明会を開き、東上震一理事長、大橋壯樹・副理事長、藤田安彦・常務理事をはじめ徳洲会放射線技師部会の関根聡部会長(湘南鎌倉総合病院事務次長、診療放射線技師)、徳洲会グループ病院の診療放射線技師、SE(システムエンジニア)、徳洲会インフォメーションシステム(TIS)の尾﨑勝彦会長、髙橋則之社長らが参加した。

冒頭、東上理事長と大橋・副理事長が、グループの全病院で放射線画像診断補助AIの導入方針について説明。徳洲会全体の診断力や医療安全の向上、研修医をはじめ若手医師の不安軽減などを目的とし、全病院への早期導入を促した。

若手医師の教育にも資する

その後、導入に関する具体的な内容をTISなどが説明。全病院導入はグループの執行理事会の決定事項であること、導入する画像診断補助AIは、すでにグループ22施設が利用し、とくに実績が高い①一般撮影(肺結節)、②頭部CT(脳出血)、③胸部CT(肺結節)の3機能(4種)を選定したことを示した。

あらためて導入目的を説明し、「重要所見の見落としをなくす」こと、画像診断に不慣れな若い医師の教育など「医師画像診断レベルの向上」を強調した。

AIの良い点として先入観がない、集中力が低下しない、24時間対応を挙げ、メリットには診断の質担保、遠隔読影の経費削減、医師の読影業務にともなう負担軽減、精密検査実施による増収など、デメリットにはコスト面などを示した。費用や各施設で必要な準備作業に関する説明、業者による製品紹介と質疑応答も行った。

最後に藤田・常務理事が「診断補助にAIを使用するメリットは大きく、時代の趨勢でもあります」と指摘し、各施設スタッフに活用を呼びかけた。7月から順次導入準備を始めている。

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