
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)08月04日 月曜日 徳洲新聞 NO.1503 1面

──「新たなC.Q.への挑戦」というテーマに込めた思いを教えてください。
「私たちは日々の診療のなかで、小さな疑問をたくさん感じています。C.Q.とは、臨床上の疑問や未解決の問いのことを指しますが、それをそのままにせず、形にしていくことが、まさに未来の医療をつくる第一歩になります。今は、インターネットやAIの発展により、すぐに“それらしい答え”にたどり着ける時代です。けれども、そこに安心してしまうと、“問いを立てる”という医学研究の原点が失われてしまうのではないかと危惧しています。今回のテーマは、そうした原点回帰への願いも込めて選びました」
──今回の学会の新しい試みについて教えてください。
「すべての演題を口演で発表するという点です。ポスター形式ではどうしても議論が深まりにくいところがありますが、口演形式なら会場内で、その場の質疑応答が可能です。若手医師が自分の疑問を言語化し、議論を通じて“問いの磨き方”を学んでもらう良い機会になると期待しています。多彩なプログラムを用意しましたので、ぜひ積極的に意見交換をしていただきたいです」
──最後にメッセージをお願いします。
「自分のなかにある『どうして?』という気持ちを大事にしてほしいと思います。どんなに小さな疑問でも、それが次の医療を変えていくきっかけになります。学生や研修医、看護師、臨床工学技士など、職種を問わず幅広く参加できるよう工夫していますので、ぜひ多くの方に来ていただき、新しい発見と仲間との出会いの場になれば、うれしいです」