徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)03月24日 月曜日 徳洲新聞 NO.1484 1面

湘南鎌倉病院
「みんなのBBJ」に協力
研究参加者と双方向の交流

院内で職員に協力を呼びかけるため説明会を実施

湘南鎌倉総合病院(神奈川県)はバイオバンク・ジャパン(BBJ)が試験運営する「みんなのBBJ」に協力を開始した。BBJは遺伝情報に基づく個別化(オーダーメイド)医療の発展・普及に向け、患者さん(研究参加者)から提供された生体試料(DNA、血清)や臨床情報の収集・保管を目的に発足。みんなのBBJは、研究参加者とBBJが双方向で情報をやり取りできるオンラインのプラットフォームだ。

BBJは構築がスタートした2003年から約20年がたち、51疾患・26万7,000人・44万症例という世界最大級の試料を保有。徳洲会は発足当初から協力し、登録した症例は全体の半数近くに上る。徳洲会のなかでも湘南鎌倉病院は、最も多くの研究参加者を登録していることから、小林修三院長の賛同の下、みんなのBBJの試験運用に協力するに至った。協力施設は同院のほかに大学病院が2施設。

みんなのBBJのアカウント取得には、スマートフォンでの操作が必要になる。そこで工藤琢也・治験担当薬局長が中心となり、同院で登録している患者さんへの呼びかけを開始。これに先立ち院内で職員に向けた説明会を行い、協力を仰いだ。同説明会では、徳洲会でBBJ事業の事務局を担う坂本実・一般社団法人徳洲会経理部次長が司会を担当、さらにBBJ代表の松田浩一・東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻メディカルサイエンス講座教授もオンラインで参加した。

工藤・治験担当薬局長は「当院で以前にBBJにご登録いただいた患者さんは約9,000人、このうち20年後の今も当院を受診している患者さんは約2,000人おられます(23年6月~24年5月受診履歴)。ご高齢の方が多く、スマホの操作に慣れていないため、一人ひとりにお声がけして説明しています。BBJの新たな取り組みに、ご理解を示していただける方が多く、とてもありがたいです」と話す。

みんなのBBJでは今後、登録した研究参加者に対し、提供された試料や情報がどのくらい活用され、どのような研究に貢献しているか、またイベント情報などを随時、発信していく考え。江角和敏・徳洲会ゲノム研究事務局員は「研究参加者とBBJが双方向につながることで、よりスムーズに新たな研究が生まれると思います」と期待を寄せている。

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