徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)02月10日 月曜日 徳洲新聞 NO.1478 1面

中部徳洲会病院疼痛治療科
学会発表に精力的
服部・統括部長が教育講演も

中部徳洲会病院(沖縄県)疼痛治療科が、学会発表に精力的だ。直近では河野優医師が第46回日本疼痛学会のシンポジウムで発表、服部政治・統括部長が日本臨床麻酔学会第44回大会で教育講演と、がん患者学会2024で招聘講演を行った。

日本疼痛学会シンポジウムで座長を務める服部・統括部長発表する河野医師

日本疼痛学会では、シンポジウム「神経ブロックの新常識と局所麻酔科学研究のアップデート」で、服部・統括部長が座長を務め、河野医師が「がん疼痛に対するインターベンションの現状と今後の展望」と題し発表。世界の潮流を紹介したうえで、同院の実績を示し、「日本のがん疼痛への神経ブロック療法に用いる薬剤適応拡大の一助になればと考えています」とアピールした。

日本臨床麻酔学会では、服部・統括部長が「絶滅危惧種:専門的がん疼痛治療を行う麻酔科医師」をテーマに教育講演を実施。日本では、がん疼痛に対する神経ブロックができる施設が激減し、施術や指導のできる医師が少ないのが現状。そのなかで同院は、施術数が86例(2023年)と国内で群を抜いており、聴講者を驚かせた。

がん患者学会では、招聘を受けた服部・統括部長が「痛みの緩和のための選択肢を考える~神経ブロックと脊髄鎮痛法」と題し講演した。徳洲会グループのスケールメリットがあるからこそ実現できる病院間での医師の移動(応援)、離島病院でのがん疼痛治療などを紹介。講演終了後は質問のために行列ができるほどだった。

服部・統括部長は20年に、厚生労働省の「がんの緩和ケアに係る部会」から招かれ講演を実施。その後、厚労省は、がん診療連携拠点病院に対し、神経ブロックなど疼痛対策を実施することを指定要件に定め、通達を出した。服部・統括部長は「今後、日本全国で神経ブロックの依頼が増えると考えられます。次世代に継承していくために、徳洲会のような機動力のある大きな組織の教育プログラムが必要になるでしょう」と熱く語った。

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