徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)02月10日 月曜日 徳洲新聞 NO.1478 1面

徳洲会・オハイオ州立大・神奈川県・日本空港ビル
医療・ヘルスケア国際貢献へMOU締結
羽田空港に施設開設・湘南鎌倉病院で日米交流も

医療法人徳洲会、神奈川県、米国オハイオ州立大学(OSU)、日本空港ビルデングの4者は2月5日、医療・ヘルスケア分野の国際貢献に関する覚書(MOU)を締結した。最新の医療技術の発信や未病コンセプトの普及、国際医療人材の育成、研究開発など医療・ヘルスケア分野で、インド・太平洋地域を中心に国際貢献に資する連携を強化するのが目的。神奈川県庁で、それぞれ関係者が出席し調印式が行われた。

「世界中の人々の健康に寄与したい」と東上理事長

MOU締結後は、この取り組みを具体化するため、OSUと徳洲会が連携し、Ohio State-Tokushukai Joint Clinic in Tokyo-Haneda~International ME-BYO Center of Excellence~(国際未病・医療センター、仮称)を東京国際(羽田)空港旅客ターミナルビル内に開設するとともに、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)内で日米医療の発展に資する研究・教育を行う。

MOU締結に至った経緯を説明する小林院長

調印式には徳洲会の東上震一理事長、小林修三・専務理事兼湘南鎌倉病院院長、黒岩祐治・神奈川県知事、ジョン・ワーナーOSU副学長兼ウェクスナー医療センター院長、藤田浩之・外務省在クリーブランド日本国名誉領事(前OSU理事長)、鷹城勲・日本空港ビルデング会長兼CEOが出席。

「徳洲会と医療を実践していきたい」とワーナー副学長

最初にワーナー院長が挨拶に立ち、「羽田空港は世界でも人が集まる空港のひとつ。インド・太平洋地域のみならず、世界中の人々が先進的なケアを受けられるよう、徳洲会と医療を実践していきたい」と誓った。

「これから実のあるものに育てていきたい」と黒岩知事

東上理事長は「日米が協力し、アジアの玄関口である羽田空港で、予防医学や感染コントロールもできる医療施設ができれば、世界中の人々の健康に寄与できると思います」と展望。小林院長はMOU締結に至った経緯を説明した後、「今回は藤田・前OSU理事長の当院への訪問から始まり、その後、空港からの申し出もありました。4者がここにそろい、それぞれの思いを形にしていけることを期待します」と力を込めた。

「羽田空港で新たな日米の医療交流が始まる」と鷹城会長

鷹城会長は「今回の締結式は私にとって夢でした。羽田空港の旅客数は約8,600万人、世界で5番目であり、昨今は国際線が増えてきています。羽田空港で新たな日米の医療交流が始まることをうれしく思います」と笑顔。黒岩知事は「県で“未病”というコンセプトを打ち出し、世界に発信しています。そのなかで、いち早く共感してくれたのが徳洲会グループであり、湘南鎌倉総合病院でした」と謝意を示した後、「日米が連携し、世界に貢献できることは素晴らしいことだと考えます。これから実のあるものに育てていきたい」と意気込みを見せた。

署名した覚書を手に記念撮影

続いて、出席者がMOUにサイン、記念撮影を行い閉式した。その後、徳洲会とOSUで面談を実施。日米が協力して同センターを運営していくことに意義があり、同センターの役割と患者さんの流れ、米国人医師が日本で医療行為をするための体制整備などについて話し合った。

湘南鎌倉病院での情報交換会後に撮影

場所を移し、OSU一行が湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)と湘南鎌倉病院を視察。さらに同院の講堂で情報交換会を行い、小林院長は「われわれは『インバウンド』という言葉が流行する前から、断らない医療の実践として、すでに外国人患者さんを受け入れ、2013年にはJMIP(外国人患者受入れ医療機関認証制度)認証を国内で初めて取得しました。羽田空港にできる新たなセンターでも、この時の精神と変わらず、国際貢献をしてまいります」と決意表明した。

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