徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2024年(令和6年)10月07日 月曜日 徳洲新聞 NO.1461 1面

新生・神戸徳洲会病院──㊦
全職員で安全風土つくる
外部評価や施設認定など活用

「当院を未来へとつなぐプロジェクト」と松岡副院長「活動するほど病院が良くなる実感を」と中島副院長

神戸徳洲会病院は医療安全管理体制の改善を進めるなかで、見据えているのが第三者の評価をふまえた施設の認定や指定だ。現在、最も具体的にイメージしているのは病院機能評価。日本医療機能評価機構が病院の運営管理や提供される診療・ケアを中立的、科学的な見地から評価する仕組みで、同院は2025年9月の受審を目指している。

同院は院内に多様な委員会を設け、職員一丸となり改善に取り組んでいる。委員会のひとつに「病院機能評価委員会」も設置、委員長を松岡俊三副院長が務め、コメディカルから事務職に至るまで、全部署が参加している。現状について松岡副院長は「まずはスタートアップメンバーとして、およそ90に及ぶ審査項目の『中項目』ごとにリーダーを選び、ハードとソフトの両面から院内の実情を把握する作業を終えた段階です」と説明。適宜、第三者評価の受審経験が豊富な湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の宗像博美顧問の指導を仰ぎ、委員会メンバーで病院のあるべき姿を共有している。「合格には、すべての項目でS、A、Bいずれかの評価を受ける必要がありますが、宗像先生には『すべての項目でSを取るように』とアドバイスをいただいています」(松岡副院長)。

医療安全対策室室長の中島義和副院長は多くの職員が主体的に医療安全に取り組む活動を通じて安全に関する意識付けを広く行い、組織風土の醸成まで発展することを目指している。「システムを整えるとともに、きちんと機能するように現場職員の理解・浸透を、臨機応変すみやかなコミュニケーションを通じ促していきます。自分たちが動けば、それだけ病院が良くなる実感をもってもらえるようにしたいです」。

同院が神戸市に提出した改善計画は、①医療安全文化の醸成、②救急医療、診療体制の充実、③透明性ある医療の提供、④看護体制・教育研修の充実、⑤第三者機関による評価――の5本柱。

松岡副院長は「病院を挙げて体制の検証や見直しを行ってきました。病院機能評価受審は、そうやって整備したことを確固たるものにし、当院の未来へとつなぐプロジェクトと考えています。受審後も各部署で自律的に業務改善に取り組む文化ができるよう願っています」と意気込む。同院は臨床研修病院の指定も検討している。

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