
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2023年(令和5年)10月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1409 1面
コロナ禍が収まり本格的な活動再開に向け現状と方向性を共有
徳洲会グループ「C型肝炎ウイルス(HCV)サーベイランス(調査)プロジェクト」の一環で、第4回肝炎コーディネータ研修会が9月8日、オンラインで開かれた。同プロジェクトは潜在的なC型肝炎患者さんを発見し、治療につなげるのが目的。C型肝炎は現在、“ほぼ完治”が見込める疾患だが、感染しても多くは無症状で気付きにくいことから、2019年にグループで取り組みを開始した。
湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)の岩渕省吾・肝胆膵・消化器病センター長がプロジェクトリーダーとなり、パイロット(試験)施設として同院がサーベイランスを開始。その後、研修会を通じて肝炎コーディネータを育成し、グループ内での水平展開を進めている。
第4回の研修会には33病院と徳洲会インフォメーションシステム(TIS)が参加。岩渕センター長が、プロジェクト発足の経緯や4年間に及ぶ自院の取り組みなどを紹介。陽性率やHCV感染者の傾向、治療につながった件数などを報告した。最後に、年度別に見ても陽性者数が減少していない点を指摘し、「当面、一定数の感染者は潜在すると推定される」と、活動を継続する必要性を強調した。
この後、同プロジェクト事務局の山口純和・同院情報システム管理室課長が徳洲会のBI(病院運営管理)ツールの陽性率やHCV感染者の抽出機能を紹介。業務効率が上がることや、グループ病院の活動状況を閲覧・参照できることをアピールした。
岩渕センター長も同ツールがブラッシュアップされていることを強調し、活用を強く推奨。専門医不在のなか、臨床検査技師が1人で取り組んでいる日高徳洲会病院(北海道)を例に「BIツールをうまく活用すれば、サーベイの幅が広がります。少人数でも取り組めます」と呼びかけた。
終了後、事務局の竹田英里奈・湘南藤沢病院ドクターズクラーク課副主任は「コロナ禍で活動が制限されるなか、新たにグループ傘下となった病院もあり、他院の取り組みをいろいろ紹介できる良い機会になりました」と満足げ。山口課長も「システムの観点からすると、各病院が一層活動しやすくなるよう、今後もTISと連携しサポートしていきたいです」と意気込む。