徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

直言

Chokugen

小縣 一興(おがたいっこう)東佐野病院院長(大阪府)

直言 生命 いのち だけは平等だ~

小縣 一興(おがたいっこう)

東佐野病院院長(大阪府)

2020年(令和2年)8月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1249

徳洲会グループの心強いサポートに感謝
人類への脅威乗り切るため個々の力結集
つねに「患者さんのため」という気持ち忘れず

2019年1月1日は、東佐野病院が徳洲会グループに参入させていただいた日です。それまでは救急病院からの二次受け入れ、介護施設や精神疾患関連施設からの紹介、そして地域の方々の健康を担うケアミックス型の個人病院でした。開院から30年以上が経過して建物などが老朽化、今後のあり方を模索していたところへ、お話をいただき、参入を決意しました。

医療従事者は全員、患者さんの回復、そして患者さんと、ご家族の方々からの感謝の言葉が最高のご褒美であり、また忙しい日々の仕事を遂行するモチベーションとなっているのではないでしょうか。自分の人生を思う時、少しでも世の中のためになることができれば、生きる意味と目標があると、普通、考えると思います。

私たち医療従事者は、仕事をすることで直接、人のためになることができます。昨今は医療情報がメディアにあふれ、医療を単なるサービスと考える方々も増えて、医療従事者と患者さんとの信頼関係を築くことが難しいケースも増加してきました。それでも私たちの思いは変わりませんし、変えてはいけません。つねに「患者さんのために」という気持ちをもって、これからも仕事をしたいと思います。

徳洲会幹部から温かい言葉かけられ胸が熱くなる思い

徳洲会に参入させていただいた後、立て続けに次の事例が発生しました。入院患者さんの骨折事例、VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)のアウトブレイク(集団感染)、さらに新型コロナウイルスの世界的流行。骨折事例への対応では一般社団法人徳洲会(社徳)にも協力いただきました。VREに関しては、グループ病院のICN(感染管理看護師)に随分お世話になりました。感染予防対策の指導、VRE検査、保健所への届出書類、感染予防実施など、個人病院では、どうしていいかわからず、おろおろするところでした。VREのアウトブレイクからしばらくの間は新規入院停止、VRE患者さんの隔離や環境整備から感染予防の徹底など、大変ご迷惑をおかけしました。

しかし、その最中も医療法人徳洲会の東上震一・副理事長(岸和田徳洲会病院総長)をはじめ、グループ幹部の方々からは温かい言葉をかけていただき、胸が熱くなりました。徳洲会に参入させていただいた時には、せめて足を引っ張らないよう、迷惑をかけないようにしようと、心に決めていたのに、逆に、この1年間は迷惑をかけどおしでした。巨大な徳洲会グループにとって、当院の参入は小さな出来事かもしれませんが、私どもにとってはグループのサポートは大きなバックアップであり、そのぶん、VREの沈静化に集中してあたれました。感謝の念に堪えません。

新型コロナウイルスの際も周囲のクリニックや病院で予防衣やマスク、フェイスシールドなどが不足するなか、当院には社徳から充当がありました。おそらく個人病院のままでは調達できずに困っていたと思われます。長く徳洲会におられる方には当たり前になっているため、わからないかもしれませんが、新しく参入した身にとっては徳洲会の大きな集団としての力や存在感をまざまざと感じているところです。グループの全体会議でも、医師が足りずに困っている病院などに対し、皆で協力して応援に入るなど、私にとっては大変新鮮で、驚きをもって参加させていただいています。

ワンチームとして意思統一を 徳洲会はそれができるチーム

ラグビーの「ワンチーム」という言葉が流行語にもなりました。単なる集団主義というのではなく、それぞれの個性・役割を大切にして、集団としての目標に向かって努力していく姿が共感を呼びました。

徳洲会も救急・急性期の大病院からケアミックス病院、診療所、介護施設まで幅広い役割をそれぞれ担っています。そして、さらに教育施設やリハビリテーション、介護の充実に向け動いています。私どもの病院も、その場その場で最善を尽くしたいと思っています。

コロナにせよ、台風、集中豪雨など自然災害にせよ、このところ人類への脅威が増えています。これを乗り切るには、個々ばらばらの力では無理です。それこそ個々の力を結集し、ワンチームとして意思統一してあたらねばなりません。徳洲会は、それができるチームと信じています。一致協力して、皆で頑張りましょう。

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