徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

直言

Chokugen

医療法人徳洲会 理事長
一般社団法人徳洲会 理事長
安富祖 久明(あふそひさあき)

直言 生命 いのち だけは平等だ~

安富祖 久明(あふそひさあき)

医療法人徳洲会 理事長 一般社団法人徳洲会 理事長

2022年(令和4年)01月04日 火曜日 徳洲新聞 NO.1320

23年に徳洲会は創立50周年へ
理念に沿い「医の心」を実践
明日への成長を信じ希望あふれる年に

新型コロナウイルス感染症の脅威は、国内はもとより世界各国で続いています。ここに、あらためてコロナで亡くなられた皆様に哀悼の意を表すとともに、後遺症で苦しまれている患者様にお見舞い申し上げます。また現場で“生命だけは平等だ”の徳洲会の理念に賛同し、コロナ対応と並行して通常医療に取り組む職員の皆さんに心より感謝いたします。

世界で急速にオミクロン株が感染拡大しています。軽症・中等症の受け入れ病床確保や行政と連携した臨時療養病床の準備、ワクチンのブースター接種、中和抗体薬や治療薬の用意に加え、3密回避など標準予防策の徹底継続をお願いします。

経営についてはコロナ対応による政府からの補助金や、各種診療報酬加算により順調に推移しましたが、アフターコロナを見据え、低迷している医業利益率を回復するため、経営数値目標管理を強化したい考えです。コロナ前まで実践してきた緻密な経営管理が、補助金や各種加算によって大まかになりがちだったものを引き締め、病床稼働率の引き上げ、外来患者増、コスト削減、人事管理などを厳密に見直していきます。しばらく中断していた院外講演、診療所や消防署の訪問などマーケティング活動についても、コロナの感染拡大状況にもよりますが、再開に向け準備をお願いします。

2021年に徳洲会が取り組むべき施策として打ち出した新型コロナへの対応、病院の建て替えなどによる療養環境改善と診療機能向上、介護事業の拡大、先進医療の推進、法人組織の見直し、AI(人工知能)・IT(情報技術)など技術の導入、M&Aの推進、ブロック組織の強化、海外事業の検討の重点9項目は順調に進捗(しんちょく)しました。

新たな重点9施策を推進

徳洲会は23年1月に創立50周年という大きな節目を迎えます。22年はその準備のための1年間として、新型コロナ対策の徹底とアフターコロナへの対応、21年から継続のプロジェクト推進、ブロック内活動と部会活動推進の活性化、海外プロジェクトの具体的な準備と推進、ガバナンスの強化、患者さんと職員の満足度向上、「医師の働き方改革」への対応、医師の応援体制と募集方法の見直し、職員からの改善アイデアの募集と実施の9項目を推進します。

医師の働き方改革については21年5月に関連法案が可決、法制化されました。超過勤務の上限規制、宿日直体制などの整備が求められ、コンプライアンスを順守した勤務形態を整える必要があります。医師の超過勤務是正には特定看護師やコメディカルへのタスクシフト、人材育成も進めることが重要です。24年度の法律施行に向け22年4月から第三者評価受審の受け付けが開始されるため、引き続き制度面、規定面、業務実態調査への協力をお願いします。

医師の応援体制と募集方法については主に離島・へき地医療の強化のため従前の手法を整理して見直し、新たな方策を構築します。また、患者さんと職員の満足度向上を図り、職員から改善アイデアを募集、実行することで、より良い医療グループを目指します。ガバナンス強化については役職理事の任期制度や選出方法を明確化します。

ブロック内で連携加速

少子高齢化が進み生産年齢人口の一層の減少を見据え、政府は「働き方改革」を提唱し、厚生労働省は、その一環として医療供給体制について「包括的地域医療構想の実現に向けた取り組み」、「医師偏在対策」、「医療従事者の働き方改革」を三位一体で進めています。このなかで徳洲会は包括的地域医療を30年以上前から構築してきました。今後も北海道、東北、関東、関西、九州、離島、沖縄ブロックで病院や診療所、介護・福祉施設などが有機的に連携し医療・介護・福祉サービスを充実させていきます。

徳洲会の理念の下、体が傷ついた人、心が病んだ人に手を差し伸べる「医の心」を一丸となって実践し、明日へのさらなる成長を信じて、22年は希望あふれる年になるよう、皆で頑張りましょう。

埼玉医療生活協同組合 理事長
医療法人徳洲会 副理事長
一般社団法人徳洲会 副理事長
福島 安義(ふくしまやすよし)

直言 生命 いのち だけは平等だ~

福島 安義(ふくしまやすよし)

埼玉医療生活協同組合 理事長 医療法人徳洲会 副理事長 一般社団法人徳洲会 副理事長

2022年(令和4年)01月04日 火曜日 徳洲新聞 NO.1320

コロナ後の世界を見据えて
感染症対策に引き続き尽力

明けましておめでとうございます。コロナ禍のなか、皆様いかがお過ごしでしょうか、おうかがい申し上げます。

2022年こそ新型コロナウイルス感染症の蔓延が終息し、マスク生活から解放され、心地良い日常が戻ってくることを、心より願っています。

22年は徳洲会グループにとって記念すべき年になります。医療機関運営法人が2月1日に医療法人徳洲会に一本化され、より強力な組織として新しい出発の時になるからです。コンプライアンス上もガバナンス上もより強固となり、“生命だけは平等だ”の理念の下、医療を必要とされる世界中の方々に、全力で尽くすことができる組織になります。

22年は何よりもまず、新型コロナを克服できるよう、感染症対策に引き続き全精力を注がなければなりません。そしてコロナ後の世界を見据え、地域で医療や介護を必要とされている方々のために、何ができるかを考え、実行していく年にしたいと考えます。

医療法人徳洲会 副理事長
岸和田徳洲会病院(大阪府) 総長
東上 震一(ひがしうえしんいち)

直言 生命 いのち だけは平等だ~

東上 震一(ひがしうえしんいち)

医療法人徳洲会 副理事長 岸和田徳洲会病院(大阪府) 総長

2022年(令和4年)01月04日 火曜日 徳洲新聞 NO.1320

コロナによる社会変化への対応
理念を忠実に実行するに尽きる

年の初めに徳洲会が行うべきことを簡潔に述べます。集中治療(人工呼吸、エクモ補助など)にもかかわらず、救うことができなかった多くのコロナ患者さんへの深甚なる哀悼の意を、各施設の仲間の思いとして表します。

心よりご冥福をお祈りいたします。

次に、全国の徳洲会病院で積み重ねたコロナ治療の膨大な経験値を集め、コロナ重症治療手順(フローチャート)を、ぜひ作成すべきです。どのような症状の時、どのような薬の選択が良いか、どのタイミングで人工呼吸、エクモ補助を行うのがベストか、治療経過のなかで患者ケアとして最も配慮、注意すべきことは何かなど、感染管理部会の機能をフル活用し世に公表するのも徳洲会のまた別の責務と考えます。

コロナパンデミックが引き起こした社会変化に対応するため、徳洲会が成すべきことは創始者である徳田虎雄・名誉理事長が唱えてやまない“私たちの理念”を忠実に実行することに尽きます。“あくまでも弱い人の立場で、誠心誠意、患者さんのための医療を追求”。私たちは皆、徳洲会の理念に帰属する仲間なのです。名実ともに日本を代表する医療グループに成長し世界200カ国に病院をつくる――大きすぎる夢ではありません。

医療法人徳洲会 副理事長
湘南鎌倉総合病院(神奈川県) 院長
篠崎 伸明(しのざきのぶあき)

直言 生命 いのち だけは平等だ~

篠崎 伸明(しのざきのぶあき)

医療法人徳洲会 副理事長 湘南鎌倉総合病院(神奈川県) 院長

2022年(令和4年)01月04日 火曜日 徳洲新聞 NO.1320

人の手が持つ秘められた力
重要なイノベーションの鍵

2022年は埼玉医療生活協同組合が解散し、医療法人徳洲会(医徳)に発展的事業譲渡を行います。これにより徳洲会の医療機関運営法人が医徳に一本化します。

各病院は住民参加、住民管理、住民監視の医療サービスを提供していますが、今後、巨大民間医療法人としての責任が増します。

医療安全と医療の質の向上、患者さんと職員の満足度の向上に一層の努力が求められます。最新技術を用い機械化を進め、診断技術や治療効果を高めなくてはなりません。

今日では医療従事者が患者さんの細かい情報も正確に共有でき、治療方針の議論も深まるようになり、大変良い環境になりました。このことは必ず患者さんのためになっているはずです。

しかしながら、今後の10年間で、もっとも重要なイノベーションは人の手が持つ力にあるかもしれません。機械化が進み、余った時間を患者さんに寄り添う時間にあてることで、私たちはサービス業としての医療を再確認する必要があります。

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