徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2015年(平成27年)8月10日 月曜日 徳洲新聞 NO.992 二面

熱中症予防
水の一気飲みダメ
小分けしてゆっくり

救急患者さんの治療にあたる北原医長と北原有加看護師 救急患者さんの治療にあたる北原医長と北原有加看護師

気温が35℃以上になる猛暑日が続いている。消防庁の発表によると、7月27日から8月2日までの1週間の熱中症による救急搬送人員数は全国で1万1,672人。前年同時期は5,712人だったことからも、今年の猛暑のすさまじさがよくわかる。

熱中症の兆候には、めまいや吐き気、頭痛、食欲不振などがあり、その時点で、すでに軽い熱中症になっているという。

東京西徳洲会病院の北原理・救急総合診療科医長は「マスコミが連日報道しているので、皆さん言葉は知っていますが、熱中症に対する認識が甘いと感じています」と話す。熱中症予防には水分摂取が最も良いと言われるが、関心が高い割に水分の摂り方を誤っている人が少なくないからだ。

北原医長は「水を一気に飲んで『水分補給はすんだ』と思っている方が多いのです。水分は、運動する前や暑い日の外出時、就寝前などに小分けして飲むのが理想です。のどが渇いたから水を飲むというのでなく、小分けしてゆっくりと飲むのが良いのです」とアドバイス。

とりわけ高齢者は暑さを感じにくいため、熱帯夜でもクーラーを使わないケースが目立つことから要注意。さらに「熱中症は脳内血流の循環障害。汗をかいて脱水症状に陥ると循環が悪くなり脳梗塞を発症しますので、気温に合わせて環境を整えてください」と北原医長。

同院の渡部和巨院長は「今年は当院でも熱中症による救急搬送が増えていますが、高齢者の方が目立ちます。そうなる前に、正しい水分補給と適切な室温管理などに注意を払っていただきたいと思います。とくに外出時には無理をせず、炎天下は避け、体調がいつもと違うと感じた際には、遠慮なく病院を受診してください」と呼びかける。

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