出会いと学びに感謝

東佐野病院 3階病棟 :稲内 宏紀

初めての離島応援で抱いた思い

この度ご縁をいただき、沖永良部徳洲会病院の応援に行かせて頂きました。はじめての離島。環境も違えば看護のあり方も異なるかもしれないーそんな不安とともに、自分自身の力を試したいという思いも抱えての出発でした。

離島医療で実感した連携の力

配属先の病棟に入り、まず驚いたのは入退院の多さとスピード感、そして連携力でした。印象的だったのは入浴介助の仕組みです。朝のカンファレンスで入浴予定者や順番を、看護助手さんからの申し送りをもとにスタッフ全員で共有することで、安心・安全な介助が行われていました。“誰かが把握していれば、誰かがフォローできる”。そんな支え合いの文化が根付いており、一人ひとりの患者様に対して全員で向き合う姿勢に心を打たれました。

また、ウォーキングカンファレンスで患者様の状態を全員で確認する取り組みが行われていました。「患者様の事をみんなが知っている」安心感の中で、万が一異変があればすぐに気づき対応できる体制が整っていました。チーム力が最大限に活かされ、日々の連携・観察・報告の積み重ねが支えているのだと実感しました。このような経験をさせていただいた事は私のナース人生のなかで最も大きな学びの一つとなりました。

看護の本質と今後の実践

島での生活や仕事は、はじめてのことばかりで緊張もありましたが、それ以上に人の温かさと現地で働く皆さんの誇りある姿に触れることで看護の本質を改めて感じる機会となりました。ここで学んだ「連携」「観察力」「安心の提供」を今の職場でも実践しています。応援という形で行かせて頂いたはずが、むしろ私の方がたくさんの気づきと力を頂いたと感じています。