夢の看護師になって
~記憶に残る看護師になるために~

生駒市立病院 看護部 5階西病棟 :森田 穂乃花

入職して3ヶ月が経った今、私は、毎日何か一つでも学びを得るという目標のもと、日々尽力しています。

憧れの看護師として働くことになり胸が高鳴るのとは反面、社会人であるという自覚ある行動と、医療従事者として生命を預かる責任の重大さを日々痛感しています。入職当初は、やるべきことを見つけるのに精一杯で、自分の無力さに落ち込むことが多々ありました。しかし、先輩方にアドバイスをいただきながら、以前できなかったことが正しい根拠と技術を持って実施できることが増えてきました。自立して一人で実施することが出来たときはとても嬉しく、自分への自信へと繋がっています。自分なりに少しずつ前進していると自覚でき、やりがいを感じながら看護師として働くことができています。

一方、自信がついてきたが、業務を終えることに精一杯になってしまい、毎日何を学び得ているのか分からなくなってしまうことがあります。私はまだまだ看護師としての知識・技術が未熟であり、学ぶべきことは無限にあります。現状に満足せず、学び続ける姿勢を忘れずに看護していきたいと強く感じています。

私が務めている部署では、介護度が高く、意思疎通が困難な患者さんが多数おられます。ですが、ご家族との会話を通して、患者さんの知らない一面を知ったときに、その人の人柄に触れることができたと感じ、とても嬉しくなります。業務をしていると「慣れ」から失念しやすいですが、患者さんは誰かの大切な人であり、看護師は患者さんの一番の拠り所であるという私の考える看護師像に近づけるように、今後も初心を忘れず、患者さんとそのご家族の人生にとって、あたたかな記憶に残る看護師になれるよう精進していきたいです。