3年目を迎えて
新庄徳洲会病院 5階病棟(一般病棟):柿崎 知里



私は、外科・内科、歯科口腔外科の混合病棟で勤務しています。患者層も広く、様々な疾患や処置の知識が求められます。そのため、業務上で分らないことももちろん出てきます。そういった時に先輩方が分かりやすく丁寧に教えて下さるため、少しずつではありますが外科対応や処置も身についてきました。自分の手技や業務内容の幅が徐々に広がっていくのを実感した時、やりがいを感じます。「もう3年目だから」と遠慮することなく、分からないことをすぐに聞くことが出来る雰囲気にいつも支えられています。


病棟には、認知機能が低下している患者さんも多く入院されています。入職したての頃は、患者さんとの関わり方が分らず戸惑うことも多くありました。そんな中で、先輩方と患者さんとの関わりから学ぶことも沢山ありました。患者さんの家のこと、仕事のこと等、「患者」という枠組みに捉われずにその人自身を知ろうとすることが大切だと気づきました。3年目を迎え、患者さんの対応で戸惑うことも多々あります。しかし患者さん自身について知ろうとし、歩み寄ることで関係性の構築に繋がっていくのだろうと思う事が出来るようになりました。
当院看護部の理念は「心に届く看護」です。患者さんの身体的苦痛は勿論ですが、患者さんの心に寄り添い温かな関わりをもつことが大切だと私は考えています。「心に届く看護」を提供できるよう、患者さんに寄り添い続けられる看護師を目指していきたいです。