理解のある職場に感謝

館山病院 4西病棟 :秋山 明子

私は8歳の男の子と6歳の女の子の母です。看護師9年目の時に母になりました。ママさんナースになって8年目になりますが、8年間を振り返るとたくさんの選択や決断、葛藤、戸惑いがあったように思います。母になる前とは働き方が全く異なってしまい仕事と家庭の両立の難しさにどれだけ泣いたかわかりません。

なぜなら、ママさんナースは朝起きた瞬間から時間との戦いだからです。短い時間の中でたくさんの家事と育児をこなすために看護業務と同様「時間管理」と「優先順位」が重要になってくるのです。母になったばかりの頃はそれがうまくできず、当時はママさんナースが自分しかおらず誰にも相談できないまま何をどうしたらうまくできるのかわからずに過ごしてきました。当院に就職して4年目になりますが、今では支えてくれるスタッフがたくさんいます。

子供の体調不良により休んでしまったときに優しく声をかけてくれるスタッフ、子育ての悩みを相談にのってくれる同年代のママさんナース、子供の体調不良やイベントのために勤務調整をしてくれるイクメン上司、夕方になると「子供が待ってるよ。早く帰りな。」と帰宅時間を気にかけてくれるママさん経験者の先輩ナースなどたくさんの理解のあるスタッフに囲まれています。私が仕事と家庭を両立できているのは家族の協力はもちろん、理解のある職場があるからだと思います。

家に帰ると子供たちが「ママ、今日学校(保育園)でね。」と1日の出来事を話してくれます。家に帰っても忙しさに追われていますが、子供の日々の成長を発見できることは親として本当に幸せなことだと思います。子育てをしながら働くということは簡単なことではありません。日常に子育てが加わったことで大変になった環境も、結局は子供の存在が原動力なのだと私は思います。これからも理解のある職場に感謝をし、家族と協力しながらママさんナースとして楽しく頑張っていきたいと思います。