看護職に就いて感じたこと

長崎北徳洲会病院 所属:山本 蓮姫

入職し3か月が経過しました。看護学生時代はコロナ禍で、実際に患者さんを受け持つ事がほとんどなかったため、患者さんと関わる事の難しさを痛感しています。検温時や保清時に声掛けを行っていますが、緊張感を持って業務に携わっています。患者さんだけでなく、その家族にも配慮が必要であり言動に対する責任の重みをひしひしと感じています。

そのような中、現在頑張っていることは看護技術の習得です。今まで経験したことのない技術ばかりですが、先輩に指導していただいたおかげで、一人でできるケアが増えてきています。なかなかうまくいかず時間がかかってしまい大変ですが、出来なかったことが出来るようになると自信にもつながり頑張ることが出来ています。

しかし、時には上手くいかず落ち込むこともあります。そんな時、入浴ができずに不快感を訴えられる患者さんを受け持ちました。お風呂に入ることが出来ないのは苦痛だろうと考え、足浴と洗髪を行いました。ケア後に患者さんから「本当に良かった。ありがとう。」と言われ、とても嬉しく感じました。更に、その患者さんが退院される際に「あなたは素敵な看護師さんになれるよ。頑張ってね。」とも言われ、その言葉にとても勇気づけられ、看護師になって良かったと改めて感じました。

今後業務量が増えてくると、患者さん一人ひとりと向き合うことが難しくなってくると思います。ですが、患者さんの立場になって寄り添える看護師をめざし、一人でも多くの患者さんから「ありがとう」と言ってもらえるような看護師を目指して頑張っていきたいと思います。