徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

直言

Chokugen

医療法人徳洲会 理事長
一般社団法人徳洲会 理事長
安富祖 久明(あふそひさあき)

直言 生命 いのち だけは平等だ~

安富祖 久明(あふそひさあき)

医療法人徳洲会 理事長 一般社団法人徳洲会 理事長

2021年(令和3年)11月29日 月曜日 徳洲新聞 NO.1315

理念に沿い現状に即応しつつ将来へ備え
医療人の矜持があればこそコロナを克服
「意識が変われば行動が変わり、結果が変わる」

今年も残すところ1カ月余りとなりました。今夏、新型コロナ新規感染者数が過去最多となった第5波が日本全国を覆い、徳洲会グループではコロナ患者さんを数多く受け入れただけでなく、中小規模の病院や離島・へき地病院、介護施設などではクラスター(感染者集団)も経験しました。この困難を乗り越えられたのは、徳洲会の理念と軌を一にする医療人の矜持(きょうじ)があったからこそだと思います。

国内でのワクチン2回接種完了率は約75%と諸外国に比べてもかなり進み、現在、感染者数は落ち着きを見せていますが、韓国やシンガポール、英国、ドイツなどワクチン接種率が高い国で再燃していることから、日本でも多くの専門家が第6波の到来を予測しています。第5波では軽症・中等症を主に自宅療養としたことで、家庭内感染が増加し、ひいては地域感染が拡大、医療が逼迫(ひっぱく)して救急困難事例を生み出し、地域医療の崩壊も起こりました。ワクチン接種が行き渡り、第6波は第5波よりも亡くなる方や重症者の割合が減ると推測されますが、第5波の苦い経験から、軽症・中等症の入院ベッドを十分に確保すると同時に、臨時の宿泊療養施設など態勢を充実させ、医療の目が行き届くところで療養していただくことが重要です。

一般社団法人徳洲会からの「新型コロナ感染症への対応について」の通知にあるように、各病院では第6波に向け中和抗体薬など治療薬を備え、ひとりでも多くの感染者を受け入れられるよう準備するとともに、医療従事者である私たちもウイルスをもち込まない、感染を拡大させないよう引き続き対策をお願いいたします。

顔を突き合わせ議論を 交わす重要性を再認識

この間、徳洲会グループ医療経営戦略セミナーをはじめ、ブロック会議や各種部会などが会場に参集して開催できませんでした。医療活動上の諸問題解決には、さまざまな現場と本部、病院と診療所・介護施設などの間でコミュニケーションを取ることが、とても大事になります。これまでWEBを介しての意思疎通が、滑らかにいかず、もどかしさを感じている職員もいることでしょう。私は都道府県をまたぐ移動が解禁となった10月以降、北海道、九州、奄美、関東ブロックの院長会に出席し、コミュニケーションを直に取ることで、ブロック内の人事や労務、医療機器・設備、システムなどの問題や、進行中のプロジェクトなどについて、WEB上では言いづらい案件も含め忌憚(きたん)なく話し合うことができたと思っています。今後、WEB会議を活用しながらも、時には顔を突き合わせ議論を交わす場をつくり出す考えです。

11月21日、今年最後となる鹿児島徳洲会病院の新築移転竣工式が新病院で執り行われました。旧病院がある鹿児島市中央地域は、多くの病院に囲まれた競争の激しい所で、医師対策をはじめ病院運営に厳しいものがありましたが、12月の新病院オープンを機に、移転先の谷山地域ならびに鹿児島県南部で、救急医療の力強い担い手になることでしょう。また、リハビリテーションを充実させることで、地域の方々に愛される病院となることを願っています。将来的には、徳洲会創設の原点である「離島・へき地医療」をサポートする基幹病院として成長することを心より期待しております。

徳洲会体操クラブが大躍進 「直言」を朗読し学び取る

アテネ五輪男子体操の日本代表キャプテンを務め、団体で金メダルに輝いた米田功監督率いる徳洲会体操クラブの活躍が続いています。賛否両論のなかで開催された東京五輪でしたが、徳洲会体操クラブの北園丈琉選手が団体で銀メダル、亀山耕平選手があん馬で入賞、また10月に福岡県で開催された世界体操では米倉英信選手が跳馬で銀メダルと、素晴らしい成績を収め、職員一同、元気付けられました。

米田監督の指導の下、毎週、選手たちは『徳洲新聞』の「直言」を朗読し、徳洲会幹部や病院長の言葉から多くを学んでいると聞いています。「意識が変われば行動が変わり、行動が変われば結果が変わる」と信じて、意識改革を実践した結果、今年の大躍進につながったことを、たたえたいと思います。医療法人徳洲会の徳田虎雄・名誉理事長が愛し、患者さんや職員をはじめ多くのファンに愛される徳洲会体操クラブの今後に大いに期待しています。

皆で頑張りましょう。

PAGE TOP

PAGE TOP