徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)08月17日 月曜日 徳洲新聞 NO.1556 1面

札幌東病院
スーパーICU設置から1年
地域の救急ニーズ支える

市内外から運ばれる救急患者さんに高度な集中治療を提供するスーパーICU(12床)

札幌東徳洲会病院が「スーパーICU(集中治療室)」を開設して1年半が経過、昨年12月には当初の10床から12床に増床し、平均稼働率95%超と順調だ。

スーパーICUは、一般的なICUの上位にあたり、より重篤な患者さんに高度な医療提供を可能とするために、通常よりも広い床面積、専門性の高い医師・看護師を含むチームの確保、臨床工学技士の院内24時間常駐など、厳しい施設基準を満たさなければならない。同院は札幌市内で最多の年間9,928件(2025年4月〜2026年3月)の救急を受け入れており、スーパーICUや強みの循環器診療など医療体制を強化することで、数だけでなく、重症患者さんへの対応を可能にしている。

スーパーICUが順調に稼働しているのは、「救急を断らない」という山崎誠治院長の方針が現場の隅々まで浸透していることにある。下澤一元・事務部長は、「山崎院長は日頃から『救急を断らない』ことの意味を朝礼や医局会などで伝えています。最近は地域医療構想策定ガイドラインにも触れ、現在の増収はもちろんのこと2040年を見越した取り組みであることを共有しています。シンプルでわかりやすいため、現場もぶれることがありません」と説明する。

そのため同院はベッドコントロールにも力を入れている。「札幌市内では、とくに休日に救急需要が高まります」(下澤・事務部長)ということから、とくに金曜日に転棟や転院の調整を行い救急の受入れ体制を整えている。これには市内に7つある徳洲会グループ病院をはじめ、グループ内外の医療機関と連携することにより、実現している。

今後、スーパーICUを20床に増床することを見据えている同院。より強力に地域の救急医療を牽引していく構えだ。

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