徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)08月10日 月曜日 徳洲新聞 NO.1555 1面

野田病院
消化器外科領域でロボット手術
安全・標準的な最新医療を提供

「丁寧な診療を心がけています」と森本部長(右)、西川医長 デュアルコンソール(操作台が2台)で共同作業や安全な教育環境を実現

野田総合病院(千葉県)は手術支援ロボット「ダヴィンチXi」を導入し、消化器外科領域で患者さんの身体に負担の少ない低侵襲手術の提供に尽力している。胃がん、大腸がん(結腸がん、直腸がん)、肝腫瘍、膵腫瘍に加え、6月に保険適用となった鼠径ヘルニアに対する手術にダヴィンチを活用。

千葉西総合病院で多数の執刀経験をもつ森本喜博・外科部長の着任にともない1月にダヴィンチを導入した。手術室看護師らが同院へ手術見学に行くなど準備を経て、2月に1例目(結腸がん)を施行。その後、手術目的の紹介が増加傾向だ。

ダヴィンチの導入は、より一層、地域医療に貢献していくことが狙い。地域の総合病院として治療の選択肢を幅広く提示し、地域の方々が遠方まで行かなくても、地元で安全かつ標準的な最新医療を受けられる。

「従来の腹腔鏡手術と比べ、入院期間の短縮(術後回復の早さ)や、術後の採血データで白血球数が正常範囲を超えないこと(炎症反応の抑制)など、患者さんの身体への負担は明らかに少ないです」と森本部長。続けて「患者さんに真摯に寄り添い、自分の家族と思って、丁寧に触診や視診を行いながら診療することを心がけています」と語る。

鼠径ヘルニア手術を担当する西川達也・外科医長は「鼠径ヘルニアは自然に改善する疾患ではありません。治療の第一選択は手術です。安全な鼠経ヘルニア手術を地域の患者さんに提供していきたい」と意気込む。同院は今後、呼吸器外科や婦人科、泌尿器科にロボット支援手術の対象を広げていきたい考えだ。

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