
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)07月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1553 4面
奴田原 紀久雄 武蔵野徳洲会病院(東京都) 顧問兼尿路結石治療24時間センター長
体外衝撃波結石破砕装置は、体外から衝撃波を当て尿路結石を砕くESWL(体外衝撃波結石破砕術)に用いる医療装置です。20mm以内の結石を対象に、切開や麻酔を要しない低侵襲の治療が行えます。
装置の先端には水の中から気体を抜いた「脱気水」で満たしたボトルが備わり、これを体に押し当て衝撃波を送ります。人体の構造から、衝撃波は結石だけを砕き、体へのダメージは軽微です。砕けた石は、術後数日で尿とともに排出されます。治療当日に帰宅もできますが、結石を破砕しきれず、数回の通院を要するケースもあります。尿路結石の治療にはESWLの他にも、尿道から細い尿管鏡を挿入しレーザーで結石を砕くTULや、大きな結石も取り除けるECIRSがあります。結石のできた場所や大きさ、生活習慣や患者さんの希望に応じ、医師と相談しながら適した治療を選ぶことが大切です。