
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)07月13日 月曜日 徳洲新聞 NO.1551 3面
ぎこちない手つきで初めての名刺交換に挑む新入職員
徳洲会臨床工学部会関西・大阪ブロックは6月13日、八尾徳洲会総合病院(大阪府)で新入職者の合同研修会を開催した。講師となった各病院の臨床工学技士(CE)14人が、1日かけて社会人としての心得や医療者として大切にすべきことを新入職員31人に伝えた。
冒頭、吉見隆司・副部会長は日本の人口減少にともない、いずれ医療者の需要も減っていくことを指摘、積極的にスキルアップを図り、将来的に需要が減っても必要とされる人材となるよう説いた。
名刺交換の作法を学んだ後、病院でよくあるコミュニケーション失敗例の寸劇を講師陣が演じ、多職種とコミュニケーションをどう取るべきか、グループで協議。山野秀仁・関西・大阪ブロック血液浄化課リーダーは「相手が今、どんな状態か、どう言えば伝わるか、自分の知識を伝わる言語に翻訳することが大切です」と強調。
午後からは講義を実施。報・連・相の重要性や、相手目線に立って対応することの大切さ、緊急時に備え日常的に対応をシミュレーションしておく必要性などを伝えた。
特別講演は太田雅文・宇治徳洲会病院(京都府)技士長兼ブロック長による『しくじり先生』。太田技士長が1年目の時に、高額な経皮的心肺補助装置(PCPS)の回路を清潔部分のカバーまでそれと知らずに開け、使えなくしてしまった事例など、実際に経験した失敗談を披露し、そこからどうリカバリーしていったかを解説した。
その後は各講義の疑問点や日頃、不安に思っていることなどを話し合う座談会を開き、新入職員の悩みや質問に講師が丁寧に答えた。山野辺基・野崎徳洲会病院(大阪府)技士長兼大阪ブロック長は閉会の挨拶で、「気軽に質問できるのは1年生の特権」と、わからないことは何でも上司や先輩に聞くようアドバイス。さらに、「努力と無理は違います」と心身の健康を保つことを忘れないよう呼びかけていた。