
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)06月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1548 4面
吉澤 和希 湘南かまくらクリニック(神奈川県)院長(内科・リウマチ科・漢方内科)、日本リウマチ学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医
A. お答えします。
関節リウマチの初期症状は、手に限らず全身のどこかに複数の関節の腫れ、痛み、こわばりなどが現れます。しかし、まれに痛みがない、もしくは痛みが少ない方もおられます。手を使った作業がしにくくなったり、身体を動かしにくくなったり、朝のこわばりが何カ月も継続したりするようなら、痛みが少なくても一度リウマチ科を標榜する病医院の受診をおすすめします。
関節リウマチはとくに女性に多く、昔は発症年齢のピークが30~50代でしたが、最近は50~70代で発症する方が多いです。更年期性の関節痛や変形性関節症や腱鞘炎と間違われ、初期には発見しづらい疾患でもあります。
治療法は抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害薬など薬物療法が中心で、近年はその進歩により、早期発見・治療すれば寛解が期待できるだけでなく、ある程度進行し慢性化していても、症状をコントロールしつつ、ご家庭で日常生活を送ることができるようになってきています。
最も確かな予防法は禁煙で、喫煙は発症リスクが高まるだけでなく、予後悪化因子でもありますから、禁煙をおすすめします。