徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)06月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1548 3面

未来医療研究センター
AIでプロトコル作成支援
関連文書もワンクリック

Smart Protocolの画面イメージ。AIが改善コメントなどをフィードバック

徳洲会グループ共同倫理審査委員会の事務局を務めるなど、グループの臨床研究や治験業務のサポートを担う未来医療研究センターは、AI(人工知能)を用いた臨床研究プロトコル(実施計画書)作成支援ツールである「Smart Protocol」を導入した。臨床研究に必要な文書作成の支援を通じ、グループ病院の業務負担軽減に寄与するものだ。

「Smart Protocolは、テンプレート(ひな形)に沿って入力するだけで、倫理指針に準拠したプロトコル作成を支援します」と同センターの田中里美・研究計画支援部係長はアピールする。

AIが入力内容をチェックし、「最新の知見が含まれているか」、「研究の背景や目的が明確か」などの観点から、改善点や不足項目を指摘。さらに、プロトコル完成後、ワンクリックで「患者向け説明・同意文書」、「情報公開文書」、など各種文書の下書きを自動生成する。また、入力情報がAIの学習データとして利用されない仕組みのため、機密性を保持できる。

現在、岸和田徳洲会病院(大阪府)、八尾徳洲会総合病院(同)、和泉市立総合医療センター(同)、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)、札幌東徳洲会病院の5病院でトライアル運用中。

「予定されている厚生労働省の倫理指針改訂後、さらにグループ病院に展開していく方針です。研究の本質に、より多くの時間をあてられるようになると期待しています。現場ニーズを反映したカスタマイズも可能ですので、興味がありましたら、当センターまでお問い合わせください」と呼びかけている。

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