徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)06月22日 月曜日 徳洲新聞 NO.1548 1面

直江・野田病院センター長
膝・股・肩関節の人工関節置換術
骨切り術も駆使し選ばれる病院へ

「患者さんに貢献し“選ばれる病院”を目指します」と直江センター長

野田総合病院(千葉県)は直江高行・整形外科副部長兼人工関節/膝関節鏡スポーツセンター長が昨年8月に着任して以降、変性疾患や神経障害、炎症性疾患、外傷性疾患まで幅広く手がけ、地域から信頼されるセンターづくりを進めている。

手術では筋肉を剝離・切離する量を少なくし、早期回復を重視

とくに注力しているのが、国内だけでなく欧米やアジア各国への海外留学などで学び、国内有数のハイボリュームセンターで多数の手術を執刀してきた股関節や膝、肩の変形性関節症などに対する人工関節置換術と、初期の変形性膝関節症に対する高位脛骨骨切り術だ。

「膝関節をメインとしながら股関節と肩関節の手術を含め、ひとりで診療できるのが私の強みだと考えています。膝・股関節の連動性を考慮し、一人ひとりの患者さんに合わせたオーダーメイドの治療を心がけています。もちろん手術ありきではなく、はじめにリハビリテーションや投薬治療といった保存的治療を検討し、メリット・デメリットを考慮して、手術が最善であれば手術を提案しています」と直江センター長はアピールする。

術後の早期回復を考慮し 最小侵襲手術に取り組む

術後の早期回復のためMIS(最小侵襲手術)に取り組み、手術部位周辺にある筋肉のリリース(剝離・切離)量を少なくすることを重視、より早期の離床につなげている。

初期の変形性膝関節症に施行するのが高位脛骨骨切り術。これは、関節内の軟骨がすり減ってバランスが崩れた大腿骨と脛骨の接地角度を、脛骨の一部を切ることで矯正する手術。「30~40代でも半月板損傷で変形性膝関節症が進行するケースがあります。健康寿命を延ばすため、ご自身の関節を残すことができる有用な手術です。重要な神経や血管が通っているデリケートな部位のため、合併症のないよう細心の注意を払って手術を行っています」(直江センター長)。

口コミや紹介、医療講演を聞いたり、患者さん自身がホームページを調べたりし、多くの患者さんが受診。骨折なども含め年間600件ほどのペースで手術に取り組む直江センター長は、学生時代に打ち込んでいたブレイクダンスでのけががきっかけとなり、整形外科を専門とするようになった。

手術や外来診療に加え、朝夕の2回、病棟回診を行い、患者さんの体調や術後の状態の確認に努めるなど余念がない。「患者さんとの信頼関係を構築しながら、1例1例しっかりと良好な手術成績を上げ、“選ばれる病院”を目指します」と直江センター長は意欲を見せている。

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