徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)06月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1547 4面

黒岩・神奈川県知事の講演会
札幌・沖縄・徳之島
計750人超が参加

「徳洲会グループとの連携を深め、医療と福祉の境界を越えた新たな挑戦が必要」と黒岩知事 「本当に困っている人に手を差し伸べ、心を配ることが医療のはじまりです」と東上理事長

徳洲会グループは、「Vibrant INOCHI(いのち輝く)を目指して!『障害福祉改革の軌跡』」と題した黒岩祐治・神奈川県知事の講演会を札幌(5月9日、市内ホテル)・沖縄(同22日、中部徳洲会病院)・鹿児島県の徳之島(同23日、生涯学習センター)の3カ所で開催した。地域の方々や徳洲会病院職員ら3会場合わせて約750人が参加し、熱心に耳を傾けた。

司会は3会場ともに、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の小林修三院長が担当。沖縄・徳之島の会場には東上震一理事長も駆け付けた。

小林院長は黒岩知事を「救急救命士誕生の父」、「未病や障害者医療福祉の改革に尽力する方」と紹介、"生命だけは平等だ"や"断らない救急"という徳洲会の理念と共鳴する医療者の同志とアピールした。

講演で黒岩知事はまずテレビキャスター時代に救急救命士法の設立に尽力した経緯を振り返った。続いて、神奈川県が推進する「ME-BYO(未病)」を紹介。未病とは、心身の状態を健康と病気の間で連続的に変化するものとして捉え、その変化の全過程を表す概念。その未病を軸に、超高齢社会を乗り越えるためのヘルスケア政策や国際連携についても語り、社会参加を通じて「いのち」を内側から輝かせることの重要性を訴えた。

さらに、障害者施設での殺傷事件を機に、深くかかわることとなった障害福祉のあり方にも言及。支援者側ではなく自身の経験から「当事者目線」に立つことの大切さを説き、「すべての人のいのちが輝く『Vibrant INOCHI』という社会の実現を目指しています。そのためには徳洲会グループと連携を深め、医療と福祉の境界を越えた新たな挑戦が必要です」と思いを吐露した。

沖縄と徳之島の会場では、東上理事長が「知事のように、本当に困って倒れている人、あるいは倒れそうな人に手を差し伸べ、心を配ることが医療のはじまりです」と締めくくった。

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