
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)06月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1546 4面
全国の徳洲会病院から研修医224人が集まり交流
徳洲会の考え方などを講演し研修医を激励する東上理事長
開会挨拶と研修医の心得を訓話する大橋・副理事長
1日目の冒頭、大橋壯樹・医療法人徳洲会(医徳)副理事長が開会挨拶を行い、“研修医の心得”について訓話を行った。はじめに規則正しい生活の重要性を強調。「勤務時間内に研修を終える」、「メリハリを付ける」、「患者さんのため体調を万全に整える」など挙げ、自己管理や身だしなみの徹底を求めた。
また、謙虚さや、医療技術向上のため上級医の良いところを学び、多くの経験をすることの大切さを説いた。「徳洲会は24時間365日、患者さんを断らない診療を掲げています」など理念にも言及。さらに、離島・へき地研修や学術活動などへの積極的な参加、研修医同士の活発な交流を呼びかけた。
次に、研修部門統括責任者である宇治徳洲会病院(京都府)の末吉敦院長が、徳洲会や奄美の歴史などを講義。徳洲会創設者である徳田虎雄・名誉理事長の徳之島での原体験など足跡を説明した。
徳田・名誉理事長は幼少期に幼い弟が病に倒れ、医療を受けられずに亡くした経験から医師を志し、“生命だけは平等だ”の理念が生まれた。
八重樫牧人・医徳教育顧問は徳洲会の教育資源をテーマにレクチャー。全国の徳洲会病院を巡回し若手医師の教育に尽力していることに加え、研修医向け学術フォーラム「Summit」やオンライン勉強会などを紹介した。
武蔵野徳洲会病院(東京都)の桶川隆嗣院長は、徳洲会のロボット手術の現状や、7月19、20日に徳洲会が主催する第3回徳洲会ロボットセミナー(Tokushukai Robotic Seminar:TROS)を紹介。「ハイブリッド開催ですので、ぜひ多くの方々にご参加いただきたい」とアピールした。
医療安全・法令順守をテーマに講義する福田・副理事長
徳洲会の理念誕生の背景や奄美の歴史を語る末吉院長
東上震一理事長は、医療や病院運営の考え方、徳洲会グループの取り組み、また自身のキャリアを紹介しながら、激励のメッセージを送った。初期研修医には無限の可能性があるとし、「皆さんは、どんな医者にでもなることができます。できれば、その他多数の医者ではなく、なにがしかの医者になってほしい。それには人一倍のトレーニングと、人一倍の費やす時間が必要です」と鼓舞した。
さらに、精いっぱい人のためになって生きることの価値を重んじ、弱い人に手を差し伸べるのが医療の原点と強調。徳洲会が全国規模で拡大を続ける意味として、「自分たちが提供する医療に自信があるなら、できるだけ大きなスケールで、全国の多くの患者さんに徳洲会の医療を届けたい。そのために拡大を続けています」と説明した。
最後に、「利益は目的ではありません。徳洲会は患者さんの命を救い、患者さん、職員の幸せを追求する集団です」と力を込めた。
続いて、福田貢・医徳副理事長は「医療安全・法令順守」をテーマに講義。過去に発生した重大なインシデント事例を紹介し、初期対応での正確な判断の重要性をアピール。「インシデントを未然に防ぐためには、指導医や多職種との密なコミュニケーションが、不可欠となります。ひとりで抱え込まず、チーム全体で安全を担保する姿勢をもってください」と訴えた。
その後、2日目に行うグループワークの役割を決め、1日目が終了。夜には、徳洲会グループ5月度医療経営戦略セミナーに参加していた院長、看護部長、事務長らとの懇親会があり、4月に研修医を迎えた基幹型臨床研修病院26病院の院長が、自院の研修医を紹介した。
2日目はまず、研修医同士の「相互交流」に重点を置いたプログラムについて説明。続いて、「選ばれる病院とは?」というテーマでグループワークを実施した。グループワークでは、A〜Eのグループ内をさらに5チームに分け、まずはA〜Eのグループ内でプレゼンテーションをして代表を選出。次に代表チームが会場で発表した。
発表では、各グループが創意工夫を凝らしたプレゼンを実施。ファシリテーターは「発表するなら、もう一度イチからつくり直したいと、ぎりぎりまで積極的に取り組んでいた」、「今日からできることを、まずやろうという視点が良かった」、「とても柔軟な発想があり面白かった」などと評価した。その後、参加者による投票を行った結果、E-3チームが優勝した。
閉会の挨拶で、末吉院長は「私自身は研修医から41年間、徳洲会で働いてきました。離島・へき地での勤務経験もありますが、本来であれば都道府県などの行政が支えるべき離島・へき地医療を、徳洲会が病院を構えて支え続けていることは、本当にすごいことだと思っています」とメッセージ。最後に、集合写真を撮影し、2日にわたる合同オリエンテーションが幕を閉じた。