
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)06月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1545 4面
向山副院長(前列左から4人目)、小畑院長(その右)、金城医師(その右)と石垣島病院スタッフら
土曜日の夕方開始にもかかわらず多くの島の方が聴講
南部徳洲会病院(沖縄県)の向山秀樹・副院長兼泌尿器科主任部長と金城彰汰・放射線治療科医師は4月18日、県内の石垣島で前立腺がんをテーマに講演した。日本外科病理学会沖縄支部主催の公開市民講座によるもの。
はじめに向山副院長が前立腺がんについて解説。とくに①早期発見や適切な治療であれば治りやすい疾患、②経過観察は転移なし、血液検査のPSA値が一定以下、採取した組織の悪性度が低い場合のみで、それ以外は何らかの治療が必要、③基本的な治療は、以前はホルモン治療だったが、一部のケースでは費用が桁違いにかかるため、現在は手術か放射線を主体にした治療に変わっている――を強調した。
金城医師は放射線治療について解説。最新の放射線治療は病気の部分だけにピンポイントで放射線を当てられるため、副作用が少ない点などを示した。そのうえで前立腺がん、乳がん、肺がん、骨転移に対する放射線治療を説明。自院では、ピンポイント照射が可能な装置のトモセラピーとサイバーナイフを導入(2台所有は県内唯一)し、できるだけ患者さんの負担が少なく、高い治療効果が得られるように努めている様子を紹介した。
市民講座の運営を石垣島徳洲会病院スタッフがサポートしていることから、最後に同院の小畑慎也院長が挨拶。「いろいろな治療の選択肢があって良い時代と感じました。地域の皆さんに還元できるように日々、努力していきます」と力強く語った。