
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)06月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1545 4面
「患者さん1人ひとりに合わせ最適な治療方針を決定します」と中山副部長
千葉西総合病院の中山泰介・心臓血管外科副部長は、第13回日本心血管脳卒中学会学術集会(CVSS)のシンポジウムで、「左心耳マネジメントを核とした深・ブレインハートチームの構築」と題して同院の取り組みを発表、「シン(真)・ブレインハートチーム賞」を受賞した。
不整脈の一種である心房細動を発症すると血栓ができやすくなり、それが脳に飛ぶと脳梗塞を引き起こす。ブレインハートチームは、こうした脳と心臓の双方にかかわる疾患に対し、心臓血管外科や循環器内科、脳神経外科の各科専門医が連携して行うチーム医療を指す。
「当院では消化器内科もブレインハートチームに参加し、定期的に合同カンファレンス(症例検討会)を開き、血栓の主な原因部位である左心耳に対する治療戦略などを検討して心原性脳塞栓症の予防に努めています」(中山副部長)。消化器内科が参画するのは、抗血小板薬や抗凝固薬を服用するケースでは、消化管出血などのリスクがあり、薬の減量や変更、休薬の可否なども含む包括的管理を行うためだ。
左心耳治療に関して同院はWATCHMAN(経皮的左心耳閉鎖術)とウルフ-オオツカ法(胸腔鏡下心房細動手術)の双方を手がける。高度な内科的・外科的治療をともに実践できることは同院の大きな強みだ。「受賞を励みに、より一層、診療の質向上のため努力していきたい」と中山副部長は意気軒高だ。