徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)06月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1545 3面

湘南鎌倉病院から講師を招き
「地域救急最適化」で講演会
庄内余目病院

「庄内地域の救急を皆で考える機会に」と寺田院長が開会の挨拶 質疑応答で医師と病院救命士の立場から回答をする山上副院長(右)と内田室長

庄内余目病院(山形県)は4月22日、地元のホールで「機能分担による地域救急の最適化」をテーマに講演会を開催した。湘南鎌倉総合病院(神奈川県)から山上浩・副院長兼救命救急センター長と内田悠太・救急調整室室長(救急救命士)を講師として招き、庄内地域の消防関係者や医療従事者ら71人が参加した。

冒頭、寺田康院長が「救急の現場は、患者さんを病院に搬送して終わりではないことを知ってほしい。湘南鎌倉病院の機能分担の良いところを取り入れて、庄内地域に還元したい」と開催趣旨を説明。

第一演題では山上副院長が「地域でデザインする救急医療体制〜機能分担による地域救急の最適化〜」と題し湘南鎌倉病院の断らない救急への取り組みを紹介。「断る理由を探せばいくらでもあるが、どうしたら受け入れられるかをつねに考えています」と、救急応需姿勢や病院救命士の常勤雇用、周辺医療機関との転院連携など、院内体制の強化から地域連携への発展過程を説明。

第二演題では内田室長が「救急救命士は病院で何ができるのか〜湘南鎌倉総合病院における病院救命士の実践〜」と題し講演。まず「当院の病院救命士は大きく3つの業務を行っています。病院間搬送やピックアップ搬送といった搬送業務、転院調整や各医療機関からの受け入れ紹介対応などの調整業務、初療介入などの処置業務です」と説明。病院救命士が不在の庄内地域の救急医療従事者に向け、病院と救急隊の連携手法などを共有した。

閉会挨拶で今井聡・事務部長は「湘南鎌倉病院の実績の裏にあるプロセスをうかがい、大変刺激になった。ともに庄内地域の救急医療を発展させていきましょう」と参加者に呼びかけた。

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