
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)06月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1545 3面
「災害拠点病院としての価値を高めていきたい」と萬係長(右)と宮國師長
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)はDMAT(国の災害派遣医療チーム)コーディネーター資格の取得に力を入れている。同院は2022年7月に県から地域災害拠点病院の指定を受けており、その災害医療体制強化の一環。現在、萬淳史・薬剤部係長が取得し、宮國聡・看護師長ら4人が受講中だ。DMATコーディネーターを拡充することで、災害時の本部機能を支える体制を整える。
DMATは厚生労働省所管で、災害発生時に被災地に赴き、トリアージ(重症度・緊急度選別)、救急対応など医療活動や、活動拠点本部を現地に設置し、消防、警察、自衛隊との連携、薬剤・機材の調達や情報収集などを担う。DMATコーディネーターは、そのなかでも本部運営や隊員育成を行う。現在、DMAT隊員約2万人に対し、コーディネーターは約500人、神奈川県内では30人弱しかいない。
活動拠点本部で司令塔の役割を務めるDMATコーディネーターの肩章
コーディネーター取得には統括DMAT研修や災害医療コーディネート研修などを受講する必要がある。
萬係長は「能登半島地震以降、被災によって傾いた医療体制を立て直す本部機能の重要性が増しています。コーディネーターとして、院内のDMAT隊員に情報共有を進め、地域災害拠点病院としての価値を高めていきたい」。宮國・看護師長は「年度内に取得を目指しています。災害拠点病院として、地域の健康と生活を守れるよう災害医療の土台を築いていきたい」と意欲的だ。