徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)05月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1544 2面

病気のはなし220
様子おかしければ119番
職場の熱中症対策

梅雨前にもかかわらず各地で30度を超える異常気象となっている。国はこうした温暖化の影響を受け、昨年から職場での熱中症対策を義務付けており、今年3月には厚生労働省がガイドラインを公表した。骨子はWBGT(暑さ指数=気温、湿度、日射・輻射、風の要素をもとに算出)など用いた職場のリスク評価と、それに応じた環境の整備、連続作業時間の短縮など熱中症低減策だ。

2025年では1,681人が職場で熱中症になり、うち15人が亡くなっている。熱中症が多い業種は建設業、製造業、運送業、警備業など。とくにこれらの業種は十分に注意したい。

熱中症の初期症状はめまい、吐き気、倦怠感、こむら返り、急性の筋肉痛、汗が止まらない・出ないなど。専門家でないと熱中症かどうかの判断は難しく、初期と見えても大事に至ることがあるため、熱中症を疑う人を見つけたら涼しい場所に移動させ、水分・塩分を摂らせつつ119番してほしいと厚労省は訴えている。

また、フラフラしたり、倒れたりするなど明らかに様子がおかしい場合は、救急車を呼んだうえで作業着を脱がせ、下着の上から全身に水をかけて急速冷却する。6月は多くの人がまだ暑熱順化できていない。急に暑いところで作業するのではなく、無理のない範囲で運動し、汗をかくなど暑さに対応できる身体づくりも大切だ。

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