
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)05月25日 月曜日 徳洲新聞 NO.1544 2面
徳洲会透析部会は4月18日から2日間、宇治徳洲会病院(京都府)で全国会議を開いた。透析医療に携わる医師、看護師、臨床工学技士(CE)ら160人が参集し、情報共有した。
各地のグループ病院から160人が参集
宇治宣言で会議を締めくくる日髙センター長
グループワークで互いの病院での施策を共有
会は宇治徳洲会病院の中田紘介・腎臓内科部長による挨拶でスタート。
教育講演では、日鋼記念病院(北海道)の植村進・臨床工学室技士長(CE)が「電解水透析による疲労感改善」と題し、水素を含有する水による透析が酸化ストレスを軽減し、結果として透析後の血圧、倦怠感など改善し得るのではとの考えを披露した。
特別医療講演では順天堂大学大学院医療科学研究科臨床工学専攻の峰島三千男・特任教授が「透析医療の未来」をテーマに登壇。透析療法の歴史を振り返りつつ、今後の方向性として、再生医療やブタの腎臓移植など異種移植、MEMS(超小型のデバイス)の活用などを示唆した。
その後、一般社団法人徳洲会の岸良洋一・事務部長(徳洲会医事部会長)が診療報酬解説、最後に通院継続をテーマにしたグループワークを行い、3病院の事例発表後、グループに分かれて通院継続率向上を図り、増患にむけてアドバイスし合ったりした。
2日目は与論徳洲会病院(鹿児島県)の御供彩夏・内科医師が「CKD-MBD・腎性貧血のチーム医療アルゴリズム~医師少数施設でも質を落とさない診療の『型』を作る!~」と題する講演や、「少人数で回す透析室の工夫―治療の質を落とさず効率化を実現」をテーマとするグループワーク、庄内余目病院(山形県)の本間久統・医療安全管理室長による講演などを行った。
最後に、大会長の日髙寿美・湘南鎌倉総合病院(神奈川県)腎臓病総合医療センター長が挨拶。運営委員会が考えた宣言“すべての患者に、どこでも最善の透析医療を私たちは学び続け、つながり、価値を創出しながら、持続可能な医療を実現します”を、参加者の拍手で採択すると、あらためて「宇治宣言」として全員で唱和し閉会した。