徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)04月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1540 2面

徳洲会医療安全管理部会
神戸病院の改善プロセス共有
全国会議に120人参加し交流

徳洲会医療安全管理部会は3月7日、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)会議室で全国会議を開催した。テーマは「何が起こり、どう終結したのか~患者安全宣言までをグループ全体の学びへ~」。全国から約120人の医療安全管理者らが集まり、神戸徳洲会病院の医療事故発生から改善に至るまでのプロセスを共有した。

全国から約120人の医療安全管理者らが参加福田・副理事長も加わりグループワークを実施

開会の挨拶で、大坪まゆ美部会長(当時)は「神戸病院の改善過程が各病院の課題解決につながることを願います」、深野明美・一般社団法人徳洲会(社徳)医療安全・感染管理部長は「病院の規模にかかわらず悩みは共通。この機会に、困った時に相談できる仲間をつくってください」と呼びかけた。

部会活動報告の後、午前の部では、神戸病院の改善プロセスを多方面から報告。野口幸洋・社徳医療経営戦略室課長は、行政処分などの経緯を説明、中島義和・神戸病院副院長は「全インシデントレポートに目をとおし、共通点を見つけ出すことで院内状況の把握に努めた」と振り返った。

また、同院の上野正子・医療安全管理者は、手順の可視化や「職員の声ボックス」設置による風通しの良い組織づくりを強調。外部委員として支援した宮崎浩彰・関西医科大学医療安全管理センター副センター長は、「医療安全管理体制を一段階引き上げ、客観的な評価を受ける体制を築いたことが再生の鍵となった」と解説した。

午後の部は、宮崎・副センター長による導入講義の後、「重大事故発生時における初動対応と情報共有の在り方」をテーマに、グループワークを実施。病院規模別に分かれたグループで活発な議論を交わし、代表者が発表した。

総括で福田貢・副理事長は「医療安全は患者さんだけでなく、現場の職員を守るために不可欠なもの。ひとりで抱え込まず、本部の力も活用してください」と強調、部会のさらなる連携強化を求めて会議を締めくくった。

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