
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)03月23日 月曜日 徳洲新聞 NO.1535 3面
「多くの命を救いたい」と、左から長島来希・救急救命士、内田寿・救急調整室主任(救急救命士)、淺野晃太・救急科医師、町田医師、末永舞看護師
ドクターカーの車内で情報を共有するメンバー
その日の担当メンバーでミーティング。体調、医療資材、車両整備、入院状況などを確認
福岡徳洲会病院はプレホスピタルケア(プレホス)活動に取り組んでいる。プレホスは病院搬送前の応急処置や救護活動を指し、同院の場合は消防署の要請に応じ、医師、看護師、救急救命士2人の計4人がドクターカーで出動する。重症患者さんに少しでも早く介入し、救命や予後改善につなげるのが狙い。
平日は救急ワークステーション(医療機関内に地域の救急隊員と救急車を配備し、必要に応じ当該医療機関の医師が救急車に同乗して現場に赴き、指導や助言を行うシステム)に取り組んでいることから、当面は土・日曜日の運用を想定。
救急科の町田崇医師は「まだ手探りの段階。消防の方とスムーズに連携するためのすり合わせを行っているところです」と説明。それでも、心肺停止の方で薬剤投与など救急隊ではできないことを行い、救命できたケースもあったことを挙げ、プレホス活動の意義を強調する。「当院がある筑紫医療圏で行っている医療機関はなく、平日に比べ稼動している医療機関が少ない土日に行う意味はあると思っています」(町田医師)。
スタッフや車両の配置などクリアすべき課題はあるものの、将来的には平日に実施することも視野に入れている。「救急ワークステーションは救急隊のトレーニング要素が強いので、より迅速かつ高密度の医療活動を展開するには、プレホス活動が大事だと考えています。来年度は専攻医が5人加わることから、地域の救急医療に一層貢献していきたいです」と力を込める。