
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2026年(令和8年)03月09日 月曜日 徳洲新聞 NO.1533 4面
署名した協定書を掲げる原田院長
八尾徳洲会総合病院(大阪府)は2月2日、地元の八尾市と「災害時における救護所設置等に関する協定」を締結した。災害時に救護所を設置し、円滑な医療救護活動を実施するのが狙い。救護所は、主に傷病者のトリアージ(重症度・緊急度選別)や搬送前の応急処置、軽症者の治療といった医療救護活動を行う場所。災害発生時に、傷病者が殺到して病院が機能不全に陥ることを防ぐ。
八尾市は近年、災害時の医療救護活動に力を注ぎ、2024年10月には市の三師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)と協定を締結。救護所の開設・運営も、より明確に推進するため、今回、初めて特定の病院と協定を結んだ。締結先は同院を含む民間3病院。いずれも大阪府から二次救急告示病院、災害医療協力病院の指定を受けている。
同日、市役所内で締結式が行われ、八尾病院は原田博雅院長が出席。立会人の三師会会長らが見守るなか、大松桂右市長と協定書に署名した。3病院を代表して原田院長が挨拶し、災害に備えて一層努力していく決意を表明した。今後、大規模災害などで同院に救護所が必要な場合は病院敷地内に設置・運営する。訓練も行っていく予定だ。
原田院長は「市と協定書を交わした3病院のなかでも、病院の規模や救急の実績、公的な活動などを考えると、当院が率先して行う立場」とし、他の2病院と日頃から円滑に連携していることから、「当院が役割を果たせば、ある程度、この地域は防災に強くなれると思います。非常時のことを考えながら日々の活動を展開したいと思います」と語った。
同院は現在、年間1万2,000件超の救急を受け入れ、災害医療活動などを展開しているNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)の隊員資格をもつスタッフも在籍している。