徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)03月09日 月曜日 徳洲新聞 NO.1533 3面

NPO法人TMAT
FH展開訓練で反省会
EMT認証の本審査に向け

傷病者対応のシミュレーションを行った第4回FH展開訓練

NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は第4回フィールドホスピタル(FH)展開訓練の反省会をオンラインで実施した。訓練参加者のうち約20人が出席した。

同展開訓練は、WHO(世界保健機関)のEMT(緊急医療支援チーム)認証を取得するプロセスの一環。TMATはカテゴリ「Type1 Mobile」(1日50人程度の患者さんを診療できる移動型の診療チーム)の認証取得を目指して申請、今後、本審査を控えている。

第4回FH展開訓練では受付・待合、診療・薬局、療養・処置、レントゲン、感染など各エリアからなるFHを設営。医療者役と患者役に分かれ、さまざまな傷病を想定した10症例の模擬患者さんへの対応をシミュレーションした。訓練実施後には各エリアや症例対応の課題、改善点、手順書に含めるべきことについて参加者にアンケートを行った。

アンケート結果を共有したうえで実施した今回の反省会では、全体を通じて致命的な混乱は回避できていたという評価が大勢を占めた一方、運用が個人経験に依存し、手順書やアクションカードの標準化・明文化の不足が、各エリアの横断的な課題として指摘された。また特殊症例に偏っていたため、通常の運用フローを十分に確認できなかったことが反省点として俎上に上り、エリアの配置や、エリアごとの隊員の役割、設備・物品、動線などの改善点について意見を出し合った。

TMATの野口幸洋・事務局長(一般社団法人徳洲会医療経営戦略室課長)は「反省会やアンケートの意見をもとに、患者さんの出入りを把握しやすくし、動線の交錯をなくして、より効率の良い活動を行うことができるよう、FHのレイアウト変更を決定しました。今後さらに手順書を改訂し完成度を高めていきたいと思っています」と意気込む。

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