徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2026年(令和8年)03月02日 月曜日 徳洲新聞 NO.1532 3面

東佐野病院がACPを学ぶ会
地域交流で認知度向上へ

地域住民にACPの大切さを訴える

東佐野病院(大阪府)は2月20日、同院会議室で『自分らしい人生を送るために』と題した人生会議(ACP)の大切さを考える会を開催、地域住民32人が参集した。

同院の房谷晴衣看護師は、自院の認知度向上を目的に2025年、医療・福祉・介護のサポートを通じ地域貢献を図る『いずみさの盛り上げ隊』に参加。今回の会は、その事業の一環として同院に協力依頼があり、小縣一興院長が快諾したことで実現した。

小縣院長は冒頭、事故や疾患により誰でも、ある日突然、意思疎通ができない状態になり得ることを指摘、「最後に、どのような医療・介護を受けたいか考えてほしい」と訴えた。続いて野内由美・看護部長が、「約7割の方が自分で自分のことを伝えられなくなる」時が来るというデータを示し、事前に人生の「もしも」について家族と話し合うよう呼びかけた。

房谷看護師は、重症の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんの実例をもとに、家族と本人がもつ最期の時のイメージのズレや、コミュニケーションエラーについて紹介。その後は、余命半年と告知された時に大切にしたいことを話し合う『もしばなゲーム』など行った。

同院は25年に地域包括ケア病棟を立ち上げたが、長く療養病院だったため地域にそれが浸透しておらず、房谷看護師は「今後も当院の認知度向上に向け活動したい」と意欲を見せている。

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