
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)12月15日 月曜日 徳洲新聞 NO.1522 1面
災害対策本部は大竹副院長(左)と小山副院長(その右)が統括
TMAT隊員も駆け付けトリアージや初期対応を実施
湘南鎌倉病院は11月9日、「ビッグレスキューかながわ2025」に参加した。これは神奈川県が主催し、大規模災害を想定して実施される医療救護活動を主体とした実践的な総合防災訓練。同院は22年7月に県の災害拠点病院に指定され、今回の訓練の主会場が三浦市であることから、同じ二次医療圏内の災害拠点病院として訓練会場のひとつとなった。
訓練は大規模地震により水道や電気、エレベーターが停止し、多数の傷病者が発生した想定で展開。災害対策本部では大竹剛靖副院長が本部長、小山洋史副院長が本部長補佐を担った。各部署から参加した職員が、アクションカードをもとに、有事での病院機能の維持、多数傷病者受け入れ時のトリアージ(緊急度・重症度選別)や初期対応などを実施。途中からNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)隊員も駆け付けた。
訓練のなかでさまざまな課題が浮き彫りになった。エレベーター停止下での患者搬送やスタッフ配置、急増する患者さんを受け入れるためのベッドコントロール、臨時に設置した治療スペースでの医療物品確保などだ。
また、院内の別会場では、地域の医療機関のDMAT(国の災害医療チーム)も参集。病院支援、物資支援、搬送調整などに分かれ、情報収集・整理などの訓練を行った。
総括で大竹副院長は、「訓練はうまくいくことが目的ではありません。何が足りないのかを発見し、改善につなげるきっかけにすることが重要です」と呼びかけた。同院では訓練で得られた教訓をもとに、災害対策マニュアルやBCP(事業継続計画)を改定していく方針。今後も実践的な訓練を重ね、地域の方々の命を守る災害拠点病院としての使命を全うしていく構えだ。