
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)12月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1521 4面
今年も多くのグループ施設が機能拡充を図った。徳之島徳洲会病院(鹿児島県)の新築移転をはじめ、各地の施設で改修・増築や医療機器の導入・更新などを実施。新規開設もあり、グループにとって2施設目となる人間ドック専門施設「TIMC(TOKUSHUKAI International Medical Checkup)TOKYO」が都内にオープンした。
新築移転で大幅に機能を拡充した徳之島病院
宇治病院は新しい医療機器を導入し診療機能向上(写真はOXRAY)
徳之島病院は10月1日に旧病院から直線距離で1.5㎞の高台に新築移転。稼動前に行った祝賀会・内覧会には約3,000人の島民の方が参加するなど高い関心が寄せられた。新病院は津波被害を受けにくい立地、暴風雨を受け流す楕円形の構造など防災機能を強化。メインの玄関以外にも出入口を複数設けて患者さんの動線を分けたり、エレベーターのボタンを非接触型にしたりするなど、感染対策も強化した。
診療面では救急処置室に洗浄室を新設し、透析室を23床から33床に拡大。医療機器も256列マルチスライスCT(コンピュータ断層撮影装置)、MRI(磁気共鳴画像診断装置)、透視装置、血管造影装置など新規導入・更新。許可病床も移転時に199床から218床に増床し、病棟では見守りカメラの導入、トイレの増設を図るなど、患者さんの療養環境を大幅に改善した。同院は12月1日付で237床に増床し、さらなる機能拡充を目指す。
同院の新築移転と同日に都内でオープンしたのがTIMC TOKYO。大阪のTIMC OSAKAに続くグループ2施設目の人間ドック専門施設で、未病の段階で可視化と早期介入を行い、必要に応じて再生医療や免疫療法といった先端的な治療につなげるのが大きな特徴だ。
最新の医療機器と、従来の人間ドックを超える検査項目で精密さを追求するとともに、検査結果の説明など検査後の対応にも注力。個室を10室整備しプライバシーの配慮にも余念がない。羽田空港にも近く、主にメディカルツーリズム(医療観光)による外国人の利用を想定している。
多くの施設が機能を拡充。一例を挙げると、札幌東徳洲会病院は改修工事で救急センターエリアやICU(集中治療室)などを充実。昨春から運用しているHybrid ERと合わせ、救急・急性期病院としての機能が向上した。宇治徳洲会病院(京都府)は地上5階建ての増築棟がオープン。イベントなどが行えるホールや臨床教育センターを備え、職員だけでなく医療・介護専門職や学生、行政関係者らにも開放するなど地域の拠点としての機能が充実した。
医療機器では同院が国産の放射線治療装置 「OXRAY」を導入。六地蔵総合病院(京都府)は次世代型へリウムフリーMRIを国内で初めて導入した。厚生会第一病院(大阪府)は超音波装置や血液検査装置などを更新するとともに、電動ベッド、マットレスや床頭台の導入・更新など療養環境の改善も行った。大垣徳洲会病院(岐阜県)と八尾徳洲会総合病院(大阪府)は手術支援ロボット「サロア」での手術を開始した。