
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)12月08日 月曜日 徳洲新聞 NO.1521 2面
「徳洲会を成長させる突破口は“若い才能”に」と東上理事長
東上震一理事長は今後の徳洲会グループについて講話した。概要を紹介する。まず公的病院の7割以上が赤字運営に陥っていることなど、日本の医療が危機的状況にあることを指摘、人件費や物価の上昇など、かつてに比べ利益を出すことが難しくなっている現状を示し、患者さんを“しっかり診る”という徳洲会のスタンダードを貫徹する重要性を強調した。
具体的には、①許可病床を使い切る(許可病床400床であれば平均入院患者数400人)、②救急入院率>50%(とくに都市部の基幹病院)、③外来診療の質向上(高血圧の方には最低年1回、大動脈のチェックを行うなど労力を惜しまない)、④画像診断の重視(AI診断の活用など客観的評価の徹底)――を挙げた。また、3連休の月曜日をうまく活用して手術待機の解消を図るなど、「医療に中断をつくらない」ことも呼びかけた。
東上理事長は「医療危機は自然現象ではなく、人間がつくった危機。人為的災害であれば、それを乗り越える手段はあります。M&Aに象徴されるように病院の再編は進行しています。こういう時こそ徳洲会の手法(病院運営)が生きてくるはずです」とし、「より経済的基盤を強化して危機を乗り越え、さらに成長できる千載一遇のチャンスと捉えるべきです」と訴えた。今の危機に対する施策として、一部のクリニックや新たにグループ入りした病院への対応を掲げた。
最後に、徳洲会を成長させる突破口は、“若い才能”にあり、ありきたりな考えや権威を否定する気概が大事だと説いた。ただし、何事にも低姿勢・謙虚であること、そしてあくまでも正しいことが求められると注意喚起した。