徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)12月01日 月曜日 徳洲新聞 NO.1520 4面

根釜・沖永良部病院副看護部長
へき地・離島救急医療学会学術集会で発表

一緒に研究を行った(左から)正田美津子・看護主任、根釜・副看護部長、納繁乃・看護主任

沖永良部徳洲会病院(鹿児島県)の根釜富美代・副看護部長は10月4日、宮崎県で開かれた第28回へき地・離島救急医療学会学術集会で演題を発表した。テーマは「島外搬送を経験した患者・家族の思いとサポートの在り方~島で安心して暮らすためには~」。

根釜・副看護部長は、2019年~23年に自院から島外搬送となり、帰島後に再入院し24年度末で入院を継続していた患者さんと家族を対象に、アンケート結果とカルテ記載情報を分析。搬送前~帰島後の患者さん・家族の思いや不安を把握し、場面ごとに必要だったサポートを検証した。

調査の結果、とくに島外搬送前~搬送時で患者さん・家族との信頼関係を築くための時間的余裕がもてず、初期段階で関係性を築く支援が不十分だったことを提示。今後は、①各ステージに適したアセスメントの強化、②看護師の説明・支援の質向上、③継続的支援の仕組みづくり──が必要なことを強調した。

最後に、「島外搬送は一過性の医療行為ではなく、新たな生活の始まり(生活への再接続)を支える重要なプロセス。看護師は、帰島後も安心して島で生活できるように、さまざまな機関と連携し“橋渡し役”を担っていくことが必要です」と締めくくった。「2年かけて看護師4人でつくり上げた看護研究を無事に発表でき、ほっとしました」と根釜・副看護部長。

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