
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)10月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1515 4面

心電計は、心臓が拍動する時にわずかに発生する電気信号を体表から捉え、その伝わり方を波形として記録する機器です。非侵襲的な検査であり、患者さんに痛みや刺激を与えることはなく、機器から体に電流を流すこともありません。検査では手首や足首、胸部に計10個の電極を装着し、「12誘導心電図」として、異なる角度から同時に心電活動を記録します。これにより、心筋梗塞など虚血性心疾患、伝導障害などの不整脈、心肥大など、さまざまな心臓の異常を読み取る手がかりになります。
関盛由稀・臨床検査技師 葉山ハートセンター(神奈川県)
通常の12誘導心電図は外来や健康診断で広く使われます。一方、入院患者さんにはモニター心電図(連続観察型)を用い、リアルタイムで波形を監視して異常発生時に警報を出します。現在は波形データを電子カルテに保存し、ペーパーレス化が進んでいる点が大きな進歩です。