徳洲会グループ TOKUSHUKAI GROUP

徳洲新聞ダイジェスト

Tokushukai medical group newspaper digest

2025年(令和7年)10月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1515 2面

病気のはなし202
親身に対応してくれる施設を
無痛分娩

無痛分娩は、麻酔薬を用い陣痛や出産時の痛みを和らげる出産方法だ。年々増加傾向にあり、日本産婦人科医会によると2024年には全分娩数の13.8%を占めた。

背中から麻酔薬を注射する硬膜外麻酔が一般的な方法で、出産時に意識があり、「痛みはゼロにはならないものの大幅に低減させることが可能です」と札幌徳洲会病院の野呂紀子・産婦人科医師。

分娩による痛みや、それに付随するストレスが緩和できるといったメリットがある一方、同医会によると、無痛分娩実施施設の12.7%で何らかの有害事象を経験。また、「痛みが弱くなるぶん、いきみも弱くなり、どうしても吸引機や鉗子を使う器械分娩が増えてしまうというデメリットもあります」と野呂医師は指摘する。とくに初産の場合、その傾向が顕著に現れるという。

合併症は麻酔による低血圧や下半身のしびれなど、軽度なものがほとんどだが、まれに硬膜外に麻酔を注入する際、硬膜を傷つけて起こる頭痛、血中の麻酔薬の濃度が上がることによる中毒症状などがあり、「当院では重篤な合併症が起こらないよう、麻酔科医師が無痛分娩の麻酔を担当しています」。

どのような分娩がしたいか、「自身で、しっかり考えることが大切」とし、「疑問や不安にしっかり向き合って、自身の希望と母子の安全のバランスを考えながら親身に対応してくれる施設を選ぶことをおすすめします」。

PAGE TOP

PAGE TOP