
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)10月27日 月曜日 徳洲新聞 NO.1515 1面
徳洲会臨床工学(CE)部会関西・大阪ブロックの女性ミライプロジェクトは9月27日、和泉市立総合医療センター(大阪府)で第2回女性CEセミナーを開催、講師を含め14施設・33人が参加した。
「大勢が突然、休暇希望を出したらどうするか」という設定の下、シフト調整の大変さを理解
同プロジェクトは、臨床工学技士(CE)は男性が多い職種だけに、どうしても女性の声が通りづらく、「20代、30代の若い女性が妊娠、出産、育児などを理由に離職してしまうケースが後を絶たないため、離職防止を主目的に立ち上げました」と、リーダーで和泉医療センターの小松真理子副主任(CE)が説明。
今回は自己紹介などで交流を深めた後、同院の白井雅美・乳がん看護認定看護師・特定看護師が「病気になっても働き続けるために~乳がんから考える仕事と健康の両立~」と題し講演。乳房に違和感がないか意識する生活習慣「ブレストアウェアネス」や、治療費、生活費のため疾患発覚後も仕事を継続する方法など学んだ。
グループワークでは無意識の差別に気付く「アンコンシャスバイアスゲーム」、異文化コミュニケーションの難しさを体験する「バーンガ」など実施。その後の“井戸端会議”では①ライフスタイルの変化による不安、②人間関係、③仕事のモチベーションについて、ざっくばらんに意見を出し合った。
①では放射線に曝露する可能性のある業務について、「妊娠か業務かの二択を迫られる場面も」と女性ならではの悩みも聞かれ、八尾徳洲会総合病院(大阪府)では指導的立場の女性が妊娠期にもカテーテル室での教育に携われるよう、部屋の外からインカムを使用して指導するなど有効な対策を共有した。
これまでの業務でハラスメントを受けていると感じた瞬間があったかとの問いには、半数近くが挙手、管理職に知らせるべき事案については、同プロジェクトが対応することを約束した。会場には女性しかいないことから、率直な意見や思いが会場から次々に上がり、「女性だけで集まることの大切さをあらためて実感しました」と小松副主任。
女性CEセミナーは関西・大阪ブロックでしか開催していないが、東北や関東の女性CEから「うちでもやりたい」と詳細を尋ねられたことを明かした。ハラスメントかもしれない事案に遭遇した際、自院外にも相談相手がいる状態は心強く、離職防止に有効と見られ、同プロジェクトは来年以降の開催にも意欲を見せている。