
徳洲新聞ダイジェスト
Tokushukai medical group newspaper digest

Tokushukai medical group newspaper digest
2025年(令和7年)10月20日 月曜日 徳洲新聞 NO.1514 3面
札幌徳洲会病院病理診断科は、日本腎臓学会と日本腎病理協会が主催する「第20回腎病理夏の学校」の幹事を務めた。9月6日から2日間で、初級・中級コースに分かれ、1日目は講義、2日目は実習を実施。会場(同院)とオンラインのハイブリッド形式で行い、初級・中級合わせ140人が同院へ集結、オンラインを合わせた総受講者は300人を超えた。
実習ではグループに分かれ症例検討を実施
会場には初級・中級コース合わせ140人が参集
冒頭、“校長”を務めた柳内充・病理診断科部長は“開校のことば”で、「今回は過去最多となる受講者を迎えました。皆さんの学習意欲に応えるべく、実りある研修を目指します」と約束。「専門家として基本を疎かにする者に、物事を論じる資格はない」という言葉を引用し、「プロフェッショナルとしての姿勢を鋭く問う言葉です。本日の学びを深めるうえで、心に留めていただきたいと思います」と語気を強めた。
1日目の初級コースでは、「依頼書の書き方と病理診断に最低限必要な腎疾患の基礎知識」、「光顕標本の評価と鑑別診断(糸球体疾患)」、「免疫蛍光・免疫組織化学の評価と鑑別診断」などをテーマに講義を行った。
中級コースでは「ネフローゼ症候群の鑑別診断」、「小児腎入門」、「報告書の書き方・統合診断」など講義の後、「ライブデモンストレーション」を実施。顕微鏡画面を供覧しながら、病理医がどのように診断を進めているか実況した。
2日目は、初級12グループ、中級5グループに分かれ実習を行った。グループごとにチューターをひとり配置して症例検討を実施。1症例にかける時間はチューターの裁量に委ね、各グループで濃密な討論と指導を実施した。
終了後、柳内部長は「受講者、講師陣からも高評価でした。とくに実習は、どのグループも盛り上がり、対面開催の有効性が示されました」と満足した表情。録画した講義動画はオンデマンド配信を予定している。